「新しい人生×農業」について、ゲストの２人が “ホンネ”で語る！

今、様々な大きな変化が起こる中、「食」や「農業」のあり方が大きな転換点を迎えています。
また地方への関心が急速に高まる中で、地方での就農がひとつのテーマとして益々注目を集めており、農業の後継者や新規就農を支援する仕組みが、全国の数多くの地方自治体で動き始めています。
そんな中、果樹・花などの生産が盛んな「和歌山県」では、新規就農するかたが増えています。
2020年11月から和歌山県では就農に関する情報を発信するサイト「AGRI-WAKAYAMA　〜あぐりわかやま〜」を開設し、支援制度や先輩就農者の声を発信するなど、積極的な取り組みを進めてきました。また移住希望者向けに和歌山でのしごとや生活を体験できる「しごと暮らし体験事業」を行っており、農業関連の体験メニューを増やしています。

和歌山県で就農する人たちの中には、「国内の食料自給率向上」や「担い手不足の解消」などの以前から農業が向き合う課題解決を担うというよりも、むしろ自らの生き方に合った仕事として選んだり、心から「楽しい」と思えることを見つけたからこそ、農業を生業にしているという人も増えているようです。

そういう人たちの多くは、ただ単に「農作物を生産する」だけでなく、それを使った料理や製品を考え、ファンを集め、それを囲んで楽しむ場所やコミュニティを作るところまでを「農業」として捉えるような、これからの時代にマッチした新しいスタイルの「農業」にチャレンジしています。

そこで今回の移住ホンネサロンは、人生を探し求めた末に辿り着いた今、農のある生活を、和歌山で実践するお二方のお話を伺います。

◯ 一人目は、東日本大震災でのボランティア活動から食と農の大切さに目覚め、ベトナムでのチャレンジなどを経て、和歌山で自然農法に取り組む、海自然農苑の白崎海さん。

◯ もう一人は、大阪の中でも海や山が身近な地で産まれ育ち、大学卒業後上京しシステムエンジニアとして従事したのちに、一大決心の末に和歌山へ移住し、みかんや南高梅の農業に従事しながら、狩猟にも携わる、田中和広さん。

このお二人をお招きし、どういう経緯で今に至ったのか、それまでにどんな葛藤や思いがあったのか、また実際にどんな選択をして農業に力を注いているかなどを、”ホンネ”で語っていただきます。

この機会を通じて地方に関わる生き方を模索し始めた方や、いつかは自分も「農業」をと思っている皆さんのヒントや気付きになればと考えています。

和歌山県出身の方はもちろん、地域に関わらず農業を生業にする生き方に興味がある方は下記をご参照の上、是非お気軽にご参加ください。奮ってのお申込みをお待ちしております。

こんな方におすすめです！

•  いつかは農業を生業にしたいと考えている
  →働き方の変化などがきっかけで、東京・大阪などの大都会での生活が必須ではないと思っている
  →農業に関心があり、いつかは自身の経験を生かしながらも携わってみたいと考えている
  →実家が農業を営んでいるが、自分が継ぐべきか悩んでいる
  →インターネットを活用したり、新しい商品開発をてがけることで農業に大きな可能性が生まれると感じている
• すぐにではなくても、地方移住に興味がある
  →地方移住の情報を目にすることが増えて、関心が高まってきた
  →地方創生やまちづくりに関する仕事に興味がある
  →なんとなく地方暮らしに憧れているが、もう少し具体的に考えるきっかけが欲しい
• 人生に悩み自分なりの人生を歩みたいという想いがある

海自然農苑　白﨑 海(しらさき　うみ）さん

   
【ゲスト】
高校卒業後、自分らしい人生を探しピースボートに参加。その後自転車で日本一周を旅しながらさまざまなところを訪れる中、2011年東日本大震災が起こる。誰かのために役に立ちたいという想いから、ボランティアに参加し、炊き出しなど関わるうちに、人々にとっての食の大切さに改めて気づき、食そして農に関わることを考えベトナムで自然農法の農業に従事。その後日本へ戻り、和歌山の橋本自然農苑へ師事し、本格的に自然農法を学ぶ。その後独立して、人の心を豊かに幸せにしたい！という想いを掲げ、自身の「海自然農苑」を初める。

株式会社日向屋　田中 和広（たなか かずひろ）さん

【ゲスト】
大阪府泉南市出身の田中さんは、大学卒業後、関東のIT企業で８年間勤務した後、一大決心し田辺市に移住。
そして、地域おこし協力隊として、株式会社日向屋での仕事を開始。現在は、日向屋での農業にも従事しながら、狩猟免許を取得しひなたの杜と共に狩猟に携わる。

株式会社カヤック ちいき資本主義事業部 事業部長 倉重 宜弘（くらしげ よしひろ）さん

【ファシリテーター】
1967年愛知県出身。金融系シンクタンクを経て、2000年よりデジタルマーケティング専門ベンチャーに創業期から参画。大手企業のデジタルマーケティングやブランディング戦略、Webサイトのプロデュース等を実施。2012年より新規事業開発の関連会社役員や地域共創事業部長を歴任し、地域の観光振興を目的としたメディア開発などを多数経験。2016年3月に地域マーケティング専門ベンチャーネイティブ株式会社を起業して各地で事業を展開したのち、2022年9月にカヤックグループに参画。2023年5月に合併統合により面白法人カヤックのちいき資本主義事業部長として、これまでの経験をもとに移住促進/関係人口創出、ふるさと納税関連、地域人材の育成やまちづくりに関する投資事業などに携わっている。

株式会社カヤック ちいき資本主義事業部 プロデューサー 鶴飼 博将（つるかい ひろまさ）さん

【司会】
福岡県出身。帝京大学 文学部 史学科 卒業。2000年よりウェブ業務に従事。2004年よりデジタルマーケティング専門ベンチャーに参画。大手企業のデジタルマーケティングや、ブランディング戦略、サイトやコンテンツの企画・プロデュースやディレクション業務に数多く携わる。2016年3月にリモートワーク中心に、安曇野に移住し、東京に週1-2日通い、ウェブプロデュースやディレクションの仕事をしながら、安曇野でカフェギャラリーを週3日営業するという2拠点でデュアルワーク開始。現在はカヤックにて、Nativ.mediaのウェブマスター、移住促進事業でのデジタルマーケティングの支援のプロデュースなどに従事する。