「晴れの国おかやまx農家 ~地域と共に、農ある暮らし~」オンラインセミナー
今回は、晴れの国おかやまでの「農家(農業)」をテーマにしたセミナーです。
移住先で「農ある暮らし」を考えている方に、様々な農業のかたちをご紹介。
岡山県農産課からは、「晴れの国おかやま」の作物や就農者などの農業情報を紹介。
本格的に農業したい方をフォローアップ!!
ゲストからは地域に根差した農家としての暮らしをご紹介。
本格的に農業がしたい方や地域に根差した半農半Xがしたい方など、
自分のしたい”農家”のかたちの参考に、ぜひご参加ください(耳だけ参加もOK!)。
ゲスト
静耕舎 小林知樹さん(写真右:東京都から和気町に移住)
都市では生産者と消費者の顔の見えにくいシステムの中で消費する毎日より
不便ながらも、自分の手と目の届く範囲の中で食べ物やくらしを送りたいと思い、
農村での暮らしを求め移住先を探していた。
岡山県との縁は偶然で、移住先を検討し始めたとき、直近で東京の移住イベントをしていたのが
たまたま岡山県だったことが縁。
家探しにおいて、土地や気候など様々な要件に合致した、和気町に移住をした。
移住後は、その地域の資源を活用することに重点を置き、田畑・山地・地域環境の中で
自生・生産される物、集落がこれまで構築してきた制度などを活用しつつ、
自分の生活を作りあげることで、伝統的な生活を踏まえつつ、現代の技術や都市農村関係、
過疎化・高齢化などの社会経済状況でも持続可能な新たなシステム構築のプロセスにも
取り組んでいる。
屋号の「静耕舎」には、「静かに耕す」に加えて「考えを整える(整考)」と
「誠実に(人と社会と)交わる(誠交)」の意味を込めています。
桑名雄大さん(2019年 長崎県から久米南町に移住)
岡山を選んだ理由は、ご自身の実家が長崎、奥さまが東京で、何かあったとき新幹線で最速4時間で
帰ることができ、また学生時代を過ごした大阪や、奥さまのゆかりのある島根などにもアクセス条件が
良い岡山に決めた。
きっかけは、WWOOFで住み込み農業の手伝いに来たホストファミリーに
「家を探しているんですよねぇ」という会話から話がトントン拍子に進み、ホストファミリーの
農法や意志、地域の役割などまるまる引き継ぐことになった(あと、犬と鶏とヤギ2匹)。
農業のイメージは、朝が早く、重労働で大変だと思っていたが、ホストファミリーの農業に携わってみて、
暮らしに密接しており、やり方はすごく自由だし、身体を動かし、自らの知恵で日々困難を乗り越えていく
面白い仕事であった。
山間部には、仕事でヘトヘトで帰ってきても近くには飲食店も無く「疲れた身体に鞭打って自炊!」
ということが大変に感じるが、数年暮らすうちにやりやすい方法が身につき、
今では「家で食べるご飯が1番美味い」と感じている。
たまの外食は、作らなくて、皿を洗わなくて、片付けなくていいなんて贅沢すぎると幸福感に浸れる。
ここでの生活では、四季の移り変わりを五感で感じられ、鳥の声、季節の花の匂い、
動物の足跡や気配を感じるなど、日々の変化に気がつけるようになった。
米や大豆を作る過程で沢山の発見と気付きがあり、その変化への対応が、自分の知恵や
技術の向上になっている。
お米は最高収量を更新しており、農業機械のメンテナンスも少しずつできるようになっている。
何かが出来るようになることは楽しいし、面白い。
「もっと知恵をつけて、出来ること増やす、そして楽しんで生きる」をモットーに、
今後もやり続けたいと展望を語る。
日程 | 2024年12月20日(金) |
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開催時間 | 19:00~20:30 |
開催場所 | |
参加費 | 無料 |
主催 |
岡山県、和気町、久米南町 |
共催 |
認定NPO法人ふるさと回帰支援センター |
お申込み方法 |
お申込みはこちらから |
お問い合わせ |
岡山県県民生活部 中山間・地域振興課 NPO法人ふるさと回帰支援センター 岡山県担当:丸谷 |