投稿日:2016.10.12 最終更新日:2023.01.28
まずは「お試し」から始めよう~移住に失敗しないために~
地方へ移住するなら、まず”お試し”することから始めましょう。あわてて移住した結果、”こんなはずじゃなかった”と後々困ってしまうこともあるためです。
地域見学のススメ
自分らしい移住のスタイルや、移住したいと思える地域は見つかりましたか?利便性を活かした地方都市や、豊かな自然に囲まれた中山間地域など、各地域それぞれ魅力がありますが、本当に自分が思い描いた田舎暮らしができるかどうかは、実際に現地で生活体験してみなければわからないものです。本格的に移住する前に、できるだけ移住希望地域へ通い、できれば季節ごとに自分の目で、その土地での暮らし方を確認しましょう。満足できる移住のためには、その土地での暮らしぶりを自分自身で体感することが大切です。
田舎暮らしをちょっとだけ体験したいなら
移住希望先の様子を知りたい時や、移住候補地を絞り込みたい時に利用したいのが、「田舎暮らし体験ツアー」です。最近では、全国各地の自治体などが企画した1~3日程度の短期間で地方暮らしを体験できるツアーも数多くあり、手軽に地域を知ることができます。民間の旅行会社が主催する通常のツアーに比べて、農作業体験や伝統食体験といった、その時ならではの体験企画が多く含まれている点が特長です。また、地域住民や先輩移住者と交流できる機会が組み込まれていることも、移住希望者には嬉しいところです。比較的リーズナブルな料金で参加でき、しかも「暮らす」という観点で効率よく地域をめぐることができるので、ぜひ利用してみましょう。
このほか、ワーキングホリデーに参加して農繁期の収穫を体験してみる、レンタカーを借りて県内一周をする、滞在型都市農園(クラインガルテン)を利用して好きな時に有機野菜作りを楽しむなど、いろいろな方法があります。
長期滞在してみたいなら
「もう少し長くその地域での暮らしぶりを体験してみたい」「本格的に移住する前にしばらく滞在して人脈も作りたい」。そんな時には、各地域で移住希望者向けに用意されている「お試し体験住宅」を利用してみましょう。
主に地方自治体が主体となって運営しており、全般的に手頃な料金で利用することができます。物件にもよりますが事前の申し込みにより、1泊から年単位までとフレキシブルな利用が可能です。一般的な一戸建てや公営住宅を利用したもの、土地の文化を伝える古民家など、物件のスタイルもさまざまで、移住地が決定し本格的な住まい探しをする際にも利用することができます。自分の移住希望地にお試し体験住宅の制度があるかどうかは、自治体ホームページで確認してみましょう。