移住したい 、移住について考え始めたという方へ
非日常だった地方暮らしが、日を追うごとに日常に近づく移住の準備期間。この準備をしっかり行うことが、理想の移住暮らし実現のための近道。移住への7つのステップを時系列でご紹介します。
非日常だった地方暮らしが、日を追うごとに日常に近づく移住の準備期間。この準備をしっかり行うことが、理想の移住暮らし実現のための近道。移住への7つのステップを時系列でご紹介します。
なぜ、いまの暮らしより、日本のどこかで暮らしたいのでしょう?リモートワークが進んだいま、移住のハードルは低くなりましたが、一度地方移住してイメージと違ったと、都心に戻る人もいます。
大切なのは、移住の目的を明確に持つこと。「子どもが小学生になる前に、自然のなかで育てたい」「半年以内に夫婦で酪農をはじめたい」など、“誰と・いつまでに・どこで・どんな暮らしをしたいか”をイメージしてみてください。あなたの目的を少しずつ掘り下げてみましょう。
「移住したいな」と漠然と考え始めたら、まずは身近な家族やパートナーに話してみましょう。一緒に移住する人の意見を聞きながら、移住スタイルを固めていくのもおすすめです。
また、家族に移住の意思がなければ、地方暮らしの実現は困難なものに。「夫が夢中で妻は無関心」というケースや、その逆も。地方で暮らすのに必要な仕事や子どもの教育のことなど5年後・10年後もふまえて、じっくり相談してくださいね。
次に、実現させたい暮らしを3つ、優先順位をつけてリストアップしてみましょう!リストを作ることで、移住先が鮮明にイメージできるようになります。
例えば、「サーフィンが身近にある暮らし」なら、海が近いエリアを移住候補に。「月に数回首都圏へ出勤が必要なテレワークで地方暮らし」なら、首都圏にアクセス便利な場所といったように移住先が絞り込めます。合わせて、親との距離、気候、子育て環境、スーパーの有無などを家族で話し合い、リストを完成させていきます。
STEP3まで思い描けたら、「ふるさと回帰支援センター」(東京都)の相談窓口をご利用ください。全国(43都道府県1政令市)の専属相談員が在籍しているので、直接気になる地域の担当者に移住相談が可能です。移住先をまだ決めていない方には、各エリアごとに分かれた相談員がご対応。移住の想いをひもときながら、丁寧に移住先をご提案します。
最初は「移住したいと思ったきっかけ、スケジュール」などをお訪ねしています。お気軽に、ご利用ください!
移住候補地へは季節ごとに「現地訪問」をしたり、「お試し移住」で実際の生活を感じてみましょう。「本格的に移住する前にしばらく滞在して人脈も作りたい」という方は、移住希望者向けに用意されている「お試し体験住宅」もご利用を。1泊~年単位、一戸建てや公営住宅などさまざまで、料金も1泊500円~数千円程度です。
移住候補地が絞り込めていない場合は、各自治体が企画する「移住体験ツアー」に参加してみましょう。農作業体験や先輩移住者との交流を通して、土地ならではの暮らし方を身をもって体感することができます。
首都圏と地方では職種が異なり、ご希望の仕事に就けない可能性もあります。地方で働くなら、どのような求人があるか事前に確認しましょう。
移住において何よりも大切なのは、住居の確保です。誰とどう暮らしたいかで、一軒家か集合住宅なのか家探しの条件は異なります。地方で家を探す場合は、自治体ホームページなどで公開される「空き家バンク」の情報を確認してみましょう。集合住宅の場合は民間企業で探しますが、物件自体が少なかったり、見知らぬ人には貸さないという風潮もありますので、まずは自治体の移住相談窓口をあたってみましょう。
どちらにしても、「駅に近い」「車で10分以内の場所にスーパーがあること」「スクールバスがあること」など具体的な希望を伝えて探すことが大切です。
ふるさと回帰支援センターでは物件の斡旋は行っておりませんが、窓口や探し方をご案内しています
晴れて移住が実現したら、新しい環境での生活が始まります。これまでのライフスタイルや考えを変える必要はありませんが、地方で暮らすにはその地域ごとの生き方があります。何か困ったことがあれば自治体や先輩移住者などと相談しながら、あなたにとって理想の暮らしを実現しましょう。
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