人生のS暮らすSAGA Vol.19 老舗の味を 未来へつなぐ
Vo.18 鳥栖市 Vol.19 小城市 Vol.20 佐賀市 Vol.21 唐津市
2015年から5年間、毎年放送されたテレビミニ番組「人生のS暮らす」。登場移住者も5年間で21人に上ります。九州では高視聴率の人気番組です。
移住希望地の佐賀県視察ができない今、移住者の生活を通して現地を感じてみてください。
嘉村?光平さん・早紀さん
- 光平さん(大阪から小城市へUターン)、早紀さん(大阪から小城市へIターン)
- 移住時期:2019年
- 現在の仕事:創作和菓子「ひかり」
嘉村 光平さん・早紀さんの人生のS暮らすはこちら
「継業」という新しい形で夢を叶える
【移住したきっかけ】
高校卒業後、菓子職人になるため大阪へ。10年程働き、「そろそろ自分の店を持ちたい」と考えていたとき、実家のある小城市のおまんじゅう屋さんが閉鎖するという話を耳にしました。ご両親の勧めもあって話を聞きに行ったのがきっかけで継ぐことになり、店名を改め自分の店をオープンすることができました。
【移住するときの不安】
お彼岸などの行事や風習が大阪と違うことに驚きました。そもそも小城市の人口が少ないので、やっていけるのかという不安も少しありました。また、以前のお店の味を変えてしまわないよう修行して心がけましたが、自分の味が受け入れてもらえるのか心配でした。
【暮らしの変化について】
大阪にいたときは、子どもたちのことを含め、自分達だけでやることがほとんどでした。今はいろんな人と接することができて、子どもの環境にもいいと感じています。保育園も大阪では姉弟別々の場所に預けていて、送り迎えがたいへんでした。小城市は車があれば不便はなく、駐車場も無料だし広くて快適です。大量のお買い物にも便利です。
【継業・移住について】
前のお店のおまんじゅうを初めて食べたとき、「この味を残したい」と思いました。継業は、以前のお客様もそのまま継ぐことができるし、全くゼロからというよりは始めやすいと思います。
移住は、その土地に自分が馴染む、という気持ちが大切だと思います。先代のお店と変わらないものを大切にしつつ、大阪で学んだ技術や味も上手く取り入れていきたいです。