神戸で採れる農作物と、コンパクトシティの魅力。 |地域のトピックス|FURUSATO

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神戸で採れる農作物と、コンパクトシティの魅力。

神戸で採れる農作物と、コンパクトシティの魅力。 | 地域のトピックス

港町・神戸で農業?

そう思われる方は決して少なくないのではないでしょうか。「神戸」で思い浮かぶものと言えば、港町から連想する海や漁港、神戸のランドマークであるポートタワー。また洗練された街並みや、西洋文化の影響を受けたパン・スイーツなどがほとんどだと思います。

しかし、意外と知られていないのですが、実は神戸市は兵庫県下でもトップクラスの農漁業地域。現在、公表されている最新の市町村別「農業産出額」(※農林水産省 令和2年3月17日公表「平成30年市町村別農業産出額(推計)」)を見ても、神戸市は全国の政令指定都市の中でもトップクラス。

1位:新潟市 5,865千万円
2位:浜松市 4,867千万円
3位:熊本市 4,736千万円
4位:岡山市 2,286千万円
5位:静岡市 1,675千万円
6位:神戸市 1,468千万円 ★
7位:横浜市 1,118千万円 ★
8位:福岡市 1,027千万円 ★
(★は人口100万人超の市)

こうやって見てみると、人口が100万人を越える政令指定都市としては1番。農業産出額というのは、稲作・野菜栽培・果実栽培・畜産などによって得られた農畜産物と、それらを原料として作られた加工農産物を販売した売上額ですので、つまりこの額が高いということは「地産地消」に力を入れているとも言えるのではないかと思います。

大きな地方都市として知られる神戸市としては、意外な顔ですよね。

では、神戸で作られる農作物とはどのようなものがあるのでしょうか?

代表的なものでは、小松菜やキャベツ、ホウレンソウ、菊菜など葉物野菜。これらは神戸市西区で多く作られています。地元の野菜として市民に親しまれ末永く愛されるようにと「こうべ旬菜」という愛称で、『菜菜ちゃん』シンボルマークというものまであります。
「こうべ旬菜」について(神戸市HPより)

また神戸市北区では稲作が多く、コシヒカリ・キヌヒカリ・ヒノヒカリの3品目のお米や、灘五郷のお酒の原料となる酒米「山田錦」も生産され、市内の酒造メーカーをはじめ広く全国に出荷されています。

他にも梨、いちじく・いちご・ブドウなどの豊富な品数の果物や、チューリップ・カーネーションなどのお花、また畜産物では世界的にも有名な神戸ビーフ、ミルク・チーズなどの酪農なども。

というように、実は神戸市内では様々なものが作られているのですね。

生産者と消費者が近いコンパクトシティ

そして都心と隣接していることから生産者と消費者が近いのが、神戸の最大の魅力です。都会の真ん中・三宮の東遊園地で行われるファーマーズマーケットや、農村地域により近くで直売される神戸市北区の道の駅・FARM CIRCUSもとても人気です。

EAT LOCAL KOBE ファーマーズマーケット
道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク 大沢

豊富な農作物が作られるだけでなく、それらを市内で消費できる仕組みが作られていている。これはなかなか東京では難しいことだと思います。今年のコロナ禍の影響を受けて、東京一極集中から脱する流れが生まれつつありますが、そこで注目されているのが「地方都市」。

田舎暮らしに憧れ、自給自足の生活を実現させたいという方も多くいらっしゃいますが、都会暮らしで慣れてしまった方にはいきなりはハードルが高いのも現実。地方都市であれば、ほどよく都会でインフラの整った中での生活をしつつ、東京にはないような余白を楽しみながら生活を送る事も可能です。そんな中でも神戸は、山・海といった自然だけでなく農業も出来るとても恵まれた都市。

都会での生活はなにも東京だけではありません。ぜひ、沢山の農作物も採れるコンパクトシティ・神戸での生活も、これからの検討のひとつに含めてみてはいかがでしょうか。

神戸の農水産物とは?(神戸市HP)

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