神戸の隠れたカルチャー「農村歌舞伎」とは
「農村歌舞伎」というものをご存知でしょうか。
江戸~明治時代に農民によって娯楽として行われていた素人歌舞伎であり、「農民歌舞伎」「地芝居」「村芝居」とも呼ばれます。秋の収穫を祝うときなどに、その土地の祭礼として行われたそうです。
この農村歌舞伎や人形浄瑠璃を催すための舞台である「農村歌舞伎舞台」が、実は神戸市北区には多く残っています。全国に1,000基以上残っているそうなのですが、特に兵庫県で発達したため全体の約10%が同県内に存在するとのこと。
そして神戸市北区では、全国でも有数の約700棟の茅葺き民家が残るとても珍しいエリアなのです。そのなかでも、この「農村歌舞伎舞台」は貴重な民俗文化財であるため、数多く保存されています。以前に出張で訪問した際にも、少し見学をさせて頂きました。
こちらは「上谷上農村歌舞伎舞台」。上谷上と書いて「かみたにがみ」と読みます。中から見るとこんな感じです。
神戸電鉄谷上駅から徒歩20分の程のところに位置し、菅原道真が祀られている「上谷上天満神社」の境内にあります。
もうひとつ、こちらは「国営明石海峡公園 神戸地区 あいな里山公園」内に再現された農村歌舞伎舞台。
こんな舞台が神戸の山奥にあることを、神戸出身者ですらあまり知らないのではないでしょうか。すごく立派な施設がしっかりと保存されていて、この他にもいくつも残されているという事に驚きです。
そして、実は毎年秋にこれらの農村歌舞伎舞台を利用して、実際に「農村歌舞伎」も上演会が行われているのです。今年はコロナウイルス感染防止のために映像収録でのインターネット動画配信が行われました。小さな子どもたちも、しっかりと台詞を覚えて立派に演じている姿にすごく感動します!ぜひ一度、ご覧ください。
\youtube動画で見ることができます!/
◆神戸の隠れたカルチャー、農村歌舞伎(前編)ー「kobecitychannel」より
◆神戸の隠れたカルチャー、農村歌舞伎(後編)-「kobecitychannel」より
◆神戸の隠れたカルチャー、農村歌舞伎(神戸市HPより)
◆農村歌舞伎に関するこれまでの取り組み(神戸市HPより)
\WEB(zoom)を使ったオンライン相談も可能!/
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