あなたの知らない北海道 vol.2
前回唐突に始めた、意外と知られていない北海道の魅力を伝えるシリーズ第二弾!
何弾まで続くかは全くの未定です(笑)
今回は、北海道の歴史から少しご紹介。。。
蝦夷地(えぞち)と呼ばれていた北海道。13世紀頃から本州の江戸時代にかけては先住民アイヌ民族の時代でした。明治2年(1869)、箱館戦争が終わると蝦夷地は北海道と命名、開拓使が設置され、明治7年(1874)には屯田兵制度が施行。ここから北海道の開発が本格化しました。
災害に見舞われ村ごと移住、親兄弟と決別して渡ってきた、など様々な理由により、
全国から移住者が北海道へ渡り、開拓者精神たくましく、北の大地は拓かれてきました。
そして、そんな移住者たちの歴史と、アイヌ民族の歴史が折り重なって今の北海道があるのです。
北海道に福井県がある? 山梨県も? 熊本県も?
北海道には日本全国の地名が存在するのをご存じですか?
例えば、
札幌市西区福井、倶知安町山梨、由仁町熊本、三笠市岡山、岩見沢市栗沢町岐阜、
洞爺湖町香川、せたな町北檜山区愛知、釧路市鳥取、置戸町秋田、中頓別町岩手、佐呂間町栃木、など
まだまだたくさんあります!
全国の県から北海道へ移住してきており、地名の由来となっているんですね。
また地名にはならずとも、まちの歴史として、深く関わっている地域も多くあります。
皆さん自身の関わりのある地域から、その昔実は北海道へ移住していた!
なんてこともあるかもしれませんね。
道産子のルーツ
ちなみに、私の父方の祖父の家系は明治初期に石川県輪島から、
祖母は宮城県伊達藩から、母方の祖父母は戦後に三重県から、かつて北のウォール街と
呼ばれて栄えていた小樽市で商売をするために移住してきました。
みなさんの周りの道産子にもそのルーツを聞いてみてください。
たいてい道外のどこかがルーツとなっています。
色々な血が混ざりあって道産子はできていて、そもそもとても多様な人たちの集まりなのです。
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荒れ地を開墾し、寒さと戦い、想像をはるかに超える苦労をしてきた先人たちのおかげで
今の北海道があります。
そして、北海道の地名の約8割はアイヌ語を由来にもちます。
固有の習慣や文化を持つアイヌ民族も尊い北海道の一部です。
豊かな大地・北海道の後ろにあるそんな歴史も感じつつ、北海道を改めて見つめてみませんか。
今度は、皆さんがこれからの新しい北海道を創っていくことになるかもしれませんね。
《札幌駅》
札幌駅南口外壁の「星の大時計」は直径7.2メートル。駅の時計としては世界最大です。
(見えづらくてごめんなさい。真ん中の丸です。)
北海道にはこのように星がデザインされているものが色々あります。
これは、開拓時代、道しるべとして輝く北極星をモチーフにしてデザインされた開拓使のシンボル「五稜星(ごりょうせい)」が元となっています。
「星」の代表格である北海道章の「七光星(しちこうせい)」は、開拓使時代の旗章のイメージを現代的に表現したもので、きびしい風雪に耐え抜いた先人の開拓者精神と、雄々しく伸びる北海道の未来を象徴したものです。他にも、札幌市の徽章の中央にも北斗星が描かれていたり、札幌時計台には赤い星が17個もつけられているそうです。全部みつけられるでしょうか。(笑)
また、札幌に設立された某ビール会社のマークにも赤や黄色の星が描かれていますが、これはすぐに見つけられますね!今日はこのビールで乾杯!(笑)