今年もあとわずかとなりました。
お正月といえば、初詣、おせち料理、お年玉そして、お雑煮。
日本全国各地、ご当地ならではのお雑煮があると聞きます。私の生まれ故郷の岐阜県大垣市は、とてもシンプルなお雑煮です。かつお節で取った出し汁に醤油で味を付け、四角いお餅と「もち菜」と呼ばれる小松菜に似た野菜を刻んで入れるだけ。食べる前に削りかつお（花かつお）をかけていただきます。

「岐阜のお雑煮（イメージ）」

ところで、香川県のお雑煮はというと、「あんこの入ったお餅が白みそ仕立ての味噌汁の中に入っているんです」？え？聞いて、ものすごくショックを受けました。
「是非食べてみて下さい、クセになりますよ。」とか「お餅の中にあんこが入ってないと、なんか物足りないんです…」などと言われると、気になって仕方がない。
そんな折、お正月を待たずして食べる機会がやってきました。

「栗林公園」

先日研修で訪れた、高松市内にある栗林公園内のお茶屋さんで「あん餅雑煮」の看板を見つけたのです。是非にと勧められ、チャレンジしました。
感想はというと、、、『白みそのお味噌汁は、ふつうにしょっぱくて、あんこ餅は甘い』って、そのまんまやん！と突っ込まれそうですが、想像したよりも違和感なく受け入れられました。
きっと、お味噌汁とあんこが混ざり合っていないから美味しく頂けるのでしょうね。
あん餅雑煮のお話はこちら

その後、お雑煮ではなくて「あん餅うどん」を頂く機会がありました。↑　の写真です。
こちらは、醤油ベースのいりこ出汁の讃岐うどんに、あんこ餅が乗っているもの。いりこの風味と甘いお餅がマッチしていて、何とも不思議なおいしさでした。これは、病みつきになるかも？

香川へ行かれる機会があったら、ぜひお試しください。
東京・新橋にある「香川・愛媛せとうち旬彩館」の2階「かおりひめ」では、新年１月4日～15日までの期間限定で「あん餅雑煮」が楽しめるそうです。