【愛知県出張レポート3】あいちの山里・東栄町に行ってきました!
こんにちは! 愛知県相談員の綿抜です。愛知県出張レポート第3弾は東栄町(とうえいちょう)です。
東栄町ってどんなところ?
愛知県北東部、長野県と静岡県の県境に位置する東栄町は人口約2700人。総面積の約9割が山林と原野で形成され、700~1000メートル級の山々が連なっています。まちの中央部を大千瀬川の清流が流れ、山と渓流が織りなす豊かな自然に恵まれています。
そして東栄町といえば、毎年11月から1月にかけて各地区で開催される「花祭」。鎌倉時代から大切に伝承されてきた神事で、国の重要無形民俗文化財となっています。各地区によって鬼の面も舞も違い、町外からも毎年多くのファンが訪れます。
移住者が移住者を呼ぶ!
東栄町では、現在100を超える個人や団体の「移住ソムリエ」が登録されています。移住ソムリエとは、役場と連携を取りながら移住希望者と地域の橋渡しをする人たちで、東栄町に移住してきた方たちがたくさん登録しています。この取り組みによって、東栄町には移住者が移住者を呼ぶ、好循環が生まれてきています。
役場では、移住者に居住する地域の細かな情報を網羅した「集落カルテ」を渡すなど、様々なサポートを行って地域に溶け込めるよう、町をあげて移住者を迎え入れています。
「体験型ゲストハウスdanon」の金城愛さんも沖縄県出身の移住者で、移住者と地域の橋渡しをしている一人。古民家を利用した「danon」には全国から幅広い世代の人が泊りに訪れ、リピーターもたくさん。食事は地域の旬の食材を使って宿泊者みんなで作るなど、東栄町の暮らしを体験できます。「東栄町への移住アリかも!」と感じたら、ぜひ宿泊して東栄町のお話を聞いてみてください!
東栄町の子どもたちが育つ場所
人口減少が続く東栄町では統合が進み、それぞれ1校(園)の保育園、小学校、中学校があります。保育園と小学校は至近距離に建っており、保育園に隣接して、終業後の子どもたちが過ごす「放課後児童クラブ」があります。さらにそこから徒歩数分のところには診療所と社会福祉協議会がある「東栄ひだまりプラザ」も。
保育園と小学校は交流があり、子どもたちは小学校卒業までこの界隈で幅広い年齢の子どもたちと接し、育ちます。保育園の児童数は現在55名、小学校は104名ですが、都会から移住した方の中には目が行き届いているから安心できるという方もいるそうですよ。
東栄町で暮らす人の仕事は?
東栄町では役場や公的な業務に携わる人たちのほか、町外へ通勤している人も多くいます。浜松市、新城市、豊川市、豊橋市といった地域が主で、町外へ通勤している40歳以下のU・Iターン者の方を対象に通勤費用の一部を補助する「移住者通勤支援補助金」制度があります。
また、広い森林面積を有する東栄町では、林業が盛んで、東栄町森林組合によれば、移住者の中には林業に携わる方もいるとのこと。昨年度は役場の紹介で2名の移住者が入職したそうです。かつては山の仕事ということで、女性を受け入れない風潮があったそうですが、現在はそのようなことはなく、やる気と体力のある方なら男性も女性も歓迎とのことですよ。
東栄町はこんなところ!
・700~1000メートル級の山々や渓流など豊かな自然に恵まれた地域です。
・「花祭」の時期には地域ごとにものすごく盛り上がります!
・移住者大歓迎のホスピタリティあるまちです。
・幅広い年代の人たちと交流しながら子どもが育つまちです。
・山が多いですが「サイクリスト歓迎のまち」。電動自転車でめぐる「ぽたび」が楽しい!
もっと東栄町について知る
・東栄町ホームページ
・彩り、よりどり東三河~東栄町
・移住定住促進情報サイト「居職充」
・東栄町の住まいの情報
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◆愛知の住みやすさ発信サイト