こんにちは！　愛知県相談員の綿抜です。愛知県出張レポート第4弾は豊根村（とよねむら）です。

豊根村ってどんなところ？

長野県と静岡県の県境に接する豊根村。人口は愛知県で一番少なく、962人（2023年11月30日現在）。村の面積のうち93％が森林に覆われ、愛知県最高峰の茶臼山をはじめ、1000メートル級の山々が連なり、標高148～1415メートルと約1200メートルの標高差を有します。また、天竜川をはじめとする河川が佐久間と新豊根の２つのダムに流れ込み、変化に富んだ豊かな自然を有しています。

豊根村の暮らしは？

豊根村の皆さんはどんな暮らしをしているのでしょうか。豊根村役場地域振興課の河合淳支さんによると、村にはコンビニエンスストアがなく、商業施設もあまりないので、買い物は休日に長野県飯田市、浜松市、新城市などへ出かけることが多いとのことです。
保育園、小学校、中学校は1か所で、すべて同じ敷地内にあります。現在、保育園は19名、小学校は29名、中学校は18名が在籍とのこと。村の子どもたちは幅広い年代の子どもたちと交流しながら育ちます。ところで、村には信号が2か所ありますが、これは子どもたちが将来村の外に出たときに戸惑わないように設置された、「教育用」なのだそうです！

村の人たちの仕事は、長野県飯田市、浜松市、新城市など村外へ通勤される人のほか、役場などの公的業務、建築土木業、介護福祉業も。林業も盛んで、豊根村では移住者の女性が林業に携わっているそうですよ。
そして、冬には愛知県で唯一のスキー場に、また、春にはピンクや白の芝桜が咲き誇る「天空のお花畑」に多くの観光客が訪れる豊根村では、観光業に携わる人も。なんと村へはコロナ禍以前は年間80万人が、現在は56万人が四季折々の自然を求めて訪れるとのことです！

豊根村役場の河合淳支さんと。河合さんも移住者です

豊根村では自然の中のアクティビティのほか、山里を体感できる農業体験「豊根村いただきファーム」の「田んぼオーナー」も人気があります。現地の方と田植えから稲刈りまで一緒に作業し、収穫したお米を味わいます。今年度の募集は終了していますが、来年度も実施される予定ですので、ぜひ豊根村の人と土地の魅力に触れてみてください。

豊根村はこんなところ！

・愛知県の最高峰・茶臼山を擁する「愛知のてっぺん」の村です。
・愛知県唯一のスキー場をはじめ、様々な自然の観光資源を有する観光地でもあります。
・標高が高く光害が少ない茶臼山高原は美しい星空が望める「天然のプラネタリウム」。
・村の2か所の信号は子供のための「教育用」です。

もっと豊根村について知る

・豊根村ホームページ
・彩り、よりどり東三河～豊根村
・豊根村観光協会

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