「光る君へ」びわ湖大津 大河ドラマ館 来月オープンします
2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』がいよいよ来月から放送されます。
ゆかりのある各地では、大河ドラマ館が開催されます。
- 滋賀県大津市では『光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ展』
- 福井県越前市では『光る君へ 越前 大河ドラマ館』
- 京都府宇治市では『光る君へ 宇治 大河ドラマ展』
「光る君へ」は、全五十四巻からなる世界最古の長編小説「源氏物語」の作者・紫式部を主人公に、きらびやかな平安貴族の世界を描くストーリーです。
紫式部は、仕えていた中宮彰子から「新しい物語を書いてほしい」と依頼されました。石山寺を参詣し、本堂から松や建物越しに琵琶湖の湖面に映った八月十五夜の月を眺めているうちに、12帖須磨の「今宵は十五夜なりけり」の一節を書き上げました。これが源氏物語の始まりであり、本堂の一室で源氏物語を書き始めたと伝えられています。
大津、石山寺は、まさに源氏物語誕生の地でもありますね。
大津大河ドラマ館では、ここでしか見られないオリジナル映像や衣装、小道具などを展示して大河ドラマの世界観をお楽しみいただけます。
紫式部と大津市の関係は石山寺だけではありません。市内各所に関連する場所があります。
- 融神社:源氏物語の主人公である「光源氏」のモデルの1人とされる源融を祀る神社
- 浮御堂:「横川の僧都」のモデルとなった源信が、びわ湖上の安全を祈願し、建立した。堂内には全体の阿弥陀仏が祀られている
- 比叡山延暦寺:源氏物語に登場する「横川の僧都」は、比叡山で修行を重ねた源信であるとされている
- 日吉大社:源氏物語に登場する「法華八講」が行われる神社
- 慈眼堂:紫式部をはじめライバル関係であった、清少納言、和泉式部といった平安時代の女流文学者の供養塔がある
- 園城寺:紫式部の父である藤原為時が出家したお寺
- 逢坂の関:紫式部をはじめとした多くの女流文学者が滋賀県を訪れる際に通った関所
平安時代、貴族による石山詣が盛んになり、女流文学者も数多く石山寺を訪れたといいます。
皆さまも是非、大津、石山詣でにお出かけください。
源氏物語絵巻、平安時代の文化を感じていただけることでしょう。