【島暮らしはいかが?】瀬戸内海に浮かぶ島、家島で。
家島・家島諸島ってご存じですか? 姫路の港から高速船で約40分、兵庫県姫路市にその島はあります。
そして、そこには家島を愛してやまない移住者の方がおられます。
今回はその家島に移住して、家島で積極的に活動されている「いえしまコンシェルジュ」中西和也さんが次の事業を展開するにあたって、求人のために書かれたメッセージををご紹介します。
皆さんはどんなことを感じられますか?
いえしまコンシェルジュからのメッセージ
長い人生のなかで、”島暮らし”をしたことがある人ってまだまだ多くないですよね。
瀬戸内の“島暮らし”の経験は必ずその後の人生の話のネタになると思って、大阪から移住してきました。
ほんの少しのつもりが、気付けば10年以上が過ぎていました。
物がありふれていた都会で生まれ育った僕にとって、人口2000人の家島の暮らしには足りないものが多くありましたが、不満はありませんでした。
いかにコンビニが、マクドナルドが、吉野家がありがたいものかを知ることができました。
当たり前だと思っていたのものの幸せを感じることができるようになりました。
つまり、幸せのハードルが下がったのです。
一方、家島ならではの風景や食べ物と出会いました。
船の大きなスクリューや石を運ぶため船に積むバケット。
猫が日向ぼっこする神社。
夕方、路地から溢れてくる魚を煮付ける醤油の匂い。
悶絶級!の鯖の刺身の美味しさ。
夜の静寂の中、波で軋む船にかかる木板の音。
関西ノリの大きな声でしゃべる朗らかな島の人たち。
これらはこの島の日常です。
この島に来た時、この日常=「島の暮らし」こそが最も愛おしく、最も魅力的で、守り伝えていくべきものだと気付いたのです。
島の暮らしの魅力を紡ぐために
まだまだ知られていないこの島の魅力を多くの人に伝えたいと思って、2012年「観光ガイド」をはじめました。
物珍しさからメディアにも取り上げられ、多くの観光客が島を訪れてくれるようになりました。
そのうちに、島の人から「観光客がいっぱい来てくれてるのにちょっと休める喫茶店がないなんて恥ずかしい」「お昼を過ぎて食べられるお店がなくて、観光客が困ってる」という話を聞くようになりました。
そこで2018年の夏に、港から徒歩1分のところに「海がみえるカフェ スコット」をオープンさせました。
島外から移住してきてくれたシェフが、工夫を重ね、フィッシュアンドチップスなど他にはないメニューを提供しています。多くのお客さんが喜んでくれるお店になりました!
そして、2022年には念願の空き家をフルリノベーションした1棟貸し宿泊施設「家島ハレテラス」をオープンさせました。海がみえるテラスが特徴で、広々15名が宿泊できるためご家族やお友達など3家族などでご利用いただいています。
2023年から移住してきてくれたマネージャーが情報発信にも力を入れながら業務にあたってくれています!
現在、空き家を改装したり、できるところはDIYをしたりして、さらに宿泊施設を増やしていく予定です。
これから、もっともっと家島を訪れてくれるお客さんが多くなっていくと確信しています!
…中西さんの『家島』への想いと現在進行形の展開の中から発されたメッセージです。
次のステージは姫路市の事業
現在、家島では「姫路市立家島交流センター」の設置が決まり、目下、新築工事中です!!
「姫路市立家島交流センター」は島の中心にあって、島の人たち・観光客が集うような場所になる予定です。
そして、その指定管理者として、中西さんが立ち上げた会社「いえしまコンシェルジュ」が管理運営を行うこととなったそうです。
そんな『家島の暮らしの魅力を紡いでいくための活動』が実を結ぶことをお祈りしたいと思います。
これを読んで、家島に興味を持った方、活動に関心を持った方、
ちょっと様子をのぞいてみませんか?
そして家島に足を運んでみませんか?
■家島情報
いえしまコンシェルジュ
・いえしまコンシェルジュの募集内容へリンク ※各自の責任にてご応募ください
家島地域おこし協力隊×ひょうご移住プラザ スペシャル企画 第1弾 島暮らし ~姫路本土から30分、瀬戸内の島・家島の場合~
家島地域おこし協力隊×ひょうご移住プラザ スペシャル企画 第2弾 「どんな島?どんな生活?家島暮らしのリアル」
家島地域おこし協力隊×ひょうご移住プラザ スペシャル企画 第3弾 どうやって応募?どんな活動してるの? 家島での地域おこし協力隊
※上記「スペシャル企画」は2021年のものです