「日本一美しい日の出の町 福島県広野町」シティプロモーションムービー制作
広野町は「日本一美しい日の出の町」を宣言しました!
福島県の浜通り南部に位置する広野町は、「東北に春を告げるまち」をキャッチコピーに謳う温暖な気候が自慢の町です。
震災の復興から次のフェーズに向かって移住・定住施策を推進するために、「海から昇る日の出の美しさ」に着目し、「日本一美しい日の出の町」を宣言するシティプロモーションムービー「日本一美しい日の出の町 福島県・広野町」を制作しました。
▶シティプロモーションムービー「日本一美しい日の出の町 福島県・広野町」(外部リンク)
イントロダクション
県外から広野町に来た応援職員が地元に帰る前にもう一度、広野を知ろうと町へ出掛けました。そこで出会った不思議な姉弟から「ねえ、お日様見たことある?」と声をかけられます。
町の人たちや気象予報士と一緒に「太陽と広野町」の関係を調べてみると、なんと驚きの結果が ──。
キーワード
不思議な姉弟と『安寿と厨子王』伝説
応援職員と出会う不思議な姉弟は、広野小学校の児童が熱演しました。
2人のモチーフは、広野町に伝わる『安寿と厨子王』伝説です。
森鴎外の小説『山椒大夫』の元にもなった、この伝説に登場する乳母の竹(竹女)が広野町(浅見川村)出身といわれており、鈴木 正範(まさのり)さんが小学校の授業で子どもたちに伝承しています。
「血の出の松」が「日之出の松」に?
『安寿と厨子王』の中で、海賊にさらわれた安寿と厨子王。責任を感じた竹女が海に身を投じた頃、浅見川の松に大蛇が絡みつきながら天に昇っていきます。不安を感じた村人が松を伐ると、その切り口から血が流れて「血の出の松」と呼ばれるようになりました。
後に「血の出の松」が訛って「日之出の松」になったとも言われています。
日本三名松のひとつに数えられていた「奥州日之出の松」に伝わるお話です。
東北でみかんとバナナ?!
広野町の暖かさを象徴するのが、1985年から育てる「みかん」です。夏は涼しく冬は暖かい、海からの反射光もある広野の気候と立地が栽培に向いていると言われています。
さらに2018年からは、広野産バナナ「朝陽に輝く水平線がとても綺麗なみかんの丘のある町のバナナ」(愛称・綺麗)も新しく町の顔に加わりました。
「エアロゾル」ってどんなもの?
ほこりや花粉、PM2.5など、空気中に浮かぶ微粒子をエアロゾル(エーロゾル)と呼び、薄いほど見通しが良く、澄んだ空といえます。
天気予報歴10年以上の河津 真人(かわづ まこと)さんが「普段の天気予報には使わないデータなので、広野町の調査で初めて使いました」と語る、新しいタイプの気象衛星ひまわり8号から観測できるようになったデータです。
美しい日の出に町民から感動の声
「これまで日の出は特に気にしていなかったけれど、動画をみて改めて広野町に誇りを感じました」
「日照時間が長い町というのは知っていましたが、荘厳な音楽と一緒にみる日の出は一味違いますね」
「日の出から一日が始まるシーンに、震災からの復興を重ねてみました」
日本一の日の出が見られるロケ地
動画では、広野町のふだんの暮らしが見えるポイントや、町を代表する場所を選んでロケーション撮影を行いました。
その中から、一般の方が日の出の時間に見学できるスポットを紹介します。
ほかにも、町役場に向かう坂道や周辺の住宅地、五社山、高倉城跡など、町のさまざまな場所から日の出を見ることができるので、ぜひ広野町を訪れてみてください。
みかんの丘
町役場の南西、海の見える高台にある約30アールのみかん畑です。2022年に、頂上に展望スペースを整備しました。
▶みかんの丘
ひろの防災緑地
震災後にかさ上げし、県道広野小高線(通称・浜街道)沿いに延長約2キロメートル、面積約10.7ヘクタールの緑地を整備しました。ウォーキングや散策のルートとして親しまれているスポットです。
奥州日之出の松
『安寿と厨子王』の竹女を祀る姥嶽蛇王(うばたけじゃおう)神社の境内で、奥州日之出の松が見られます。名松は台風被害で2004年になくなってしまいましたが、現在は子孫の松が28本育てられています。
ロケーションマップ
移住するなら、日の出が美しい広野町へ
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