『白山手取川』ユネスコ世界ジオパークで移住体験?!
ユネスコ世界ジオパークに認定
白山市全域をエリアとする白山手取川ジオパークは2023年5月、日本で10地域目となる「ユネスコ世界ジオパーク」に認定されました。大地の遺産価値に加え、自然環境が人々の暮らしや教育に生かされている点が評価されています。
純白の美しき霊峰「白山」
標高2702mの白山は、冬になると北西の季節風がもたらす大量の雪が降り積もり、世界でも有数の積雪によって文字通り「白き山」となります。霊峰として人々にあがめられ、富士山、立山と並んで「日本三霊山」「日本三名山」と称されています。
白山を神体山とする白山比咩(しらやまひめ)神社は加賀一宮として名高く、全国約3000社に及ぶ白山神社の総本宮です。
世界屈指の急流河川「手取川」
白山を水源とし、日本海にそそぐ手取川は石川県最大の一級河川です。下流域には扇状地が広がり、豊富な水量と優れた灌漑設備により県内髄一の穀倉地帯となっています。また、伏流水が豊富に湧き出ていて、「白山美川伏流水群」と総称され、湧き水や井戸水は住民が生活の一部として利用しており「平成の名水百選」に選ばれています。
恐竜化石の聖地「桑島化石壁」
桑島化石壁は恐竜をはじめ多様な動植物の化石が多数発見されている世界有数の化石産出地です。ここで恐竜化石が発見されたことを契機に、日本各地で恐竜化石調査が本格化し、発見が進んだことから「恐竜化石の聖地」と呼ばれることもあります。
生き物たちのパラダイス
山麓に広葉樹林が広がる白山には、ツキノワグマ、ニホンカモシカなどの大型哺乳類だけでなく、ニホンザル、テン、二ホンリス、モモンガなどの中小哺乳類も多く生息し、イヌワシやクマタカなど希少な猛禽類も見られます。山頂周辺の高山植物、海辺にはオニユリやハマナスの群生地があるなど植生も変化に富んでいます。
多彩な特産物と民俗文化
標高2700m超えの高山から山麓・里山と平野を経て日本海まで連なる白山手取川ジオパークは、変化に富む地質・地形や機構のおかげで、山・川・野・海の幸が豊かな食材の宝庫となっています。美川地区特産のフグの卵巣の糠漬けは珍味中の珍味です。
環境の多様性はなりわい、生活、食、年中行事などの多様化や個性化も促し、多彩な民族文化が今も伝承されています。伝統工芸では牛首紬、加賀獅子頭、ひのき細工、和太鼓などが有名。巨大な人形が練り歩く鶴来地区の「ほうらい祭り」と絢爛豪華な台車が巡行する美川地区の「おかえり祭り」は個性が際立つ祭りです。
6/8(土)には「移住体験」の魅力を紹介するセミナーを開催
今週の土曜日、「移住体験」の魅力を紹介するセミナーを開催します。
ゲストにお呼びするのは、白山市にUターン後カフェを開きつつ、移住体験でもガイドを務められている波佐谷 信道さん。
石川県地域おこし協力隊員として加賀地域で活動し、移住体験プログラムも企画している山本 凌也さんがファシリテーターとなって、波佐谷さんと共に移住体験プログラムの内容や魅力をご紹介します。
石川県に興味のある方、自然豊かな田舎暮らしに興味のある方、実際に地方に行って移住体験されたい方のご参加お待ちしております!!!