投稿日：2024.06.21　最終更新日：2024.06.21

おおいた移住　わがまちこんなとこ（５）中津市

大分県・中津市とは？
　

中津市は大分県の北西部、福岡県と接する位置にあります。

目の前に広がるのは遠浅で穏やかな周防灘。
山間部に足をのばすと緑豊かな農山村風景が広がります。

山国川にはきれいな石造のアーチ橋がかかり、絵画のような風景も。
秋には紅葉が鮮やか。

中津の自然は四季おりおり、みるものを飽きさせません。

一方でダイハツ九州の工場を抱える製造業の盛んな地域でもあります。
自動車関連の工場、事業所の一大集積地にもなっています。
交通のアクセスがよく、東九州自動車道のほか、中津日田道路などの交通の整備が進み、今後も発展していく可能性を感じさせるまちです。

※写真は「八面山とコスモス」
八面山は標高６５９メートルの低山で、中津のシンボル的存在。いろいろな場所からみても同じ形に見えることからその名がつけられたと言われています。10月には山の麓で２０００万本以上のコスモスが咲き誇ります。

中津市の主な移住定住サポート

移住にかかる経費の補助　移住支援金、移住応援給付金　旧下毛地区のみ対象
Uターン住宅改修費補助　実家での居住に必要な改修費の補助　費用の半額以下、上限５０万円
移住体験ツアー実施　中津での暮らしを実際に体験　年間５家族限定のオリジナルツアー
お試し暮らし住宅　時間をかけて地域を知るための滞在が可能　２泊３日～６泊７日　１泊１家族２５００円

移住定住を担当する、同市地域振興・広聴課　伊藤幸博さんへのインタビュー

−−中津市はどんな特徴がある「まち」なのでしょうか。

（伊藤さん）中津市には霊峰英彦山（ひこさん）を源流とする山国川が流れ、山、川、海、干潟など自然に恵まれたまちです。紅葉で知られる耶馬渓、菊池寛の小説「恩讐のかなたに」の舞台になった青の洞門・競秀峰など、見どころがいっぱいです。中津干潟は日本三大干潟に数えられ、カブトガニなども生息しています。
　２００４年にダイハツ九州が中津市に進出し、自動車関連企業の集積が進んでいます。中津港などの港湾、東九州高速道路や中津日田高規格道路の整備などにより交通の便も格段に向上し、新たな企業の進出も期待されています。

−−気候的にはどんな感じでしょうか。災害で気を付けておいた方がいいようなことありますか

　中津市街地など山国川の中下流域においては、温暖な瀬戸内式気候で過ごしやすいです。一方、上流部は九州山地型気候で冬は気温が氷点下になり雪も降ります。
　近年、梅雨時期にたびたび線状降水帯による集中豪雨があり、床上浸水などの住宅被害等も発生しています。このため山国川の治水工事を進めていますが、移住をする前には、浸水予想地域や急傾斜危険地域などをハザードマップなどで確認をしておいたほうが良いと思います。

−−生活の中では車はやはり必要ですよね

　市内にはJR日豊線が走っています。路線バス、コミュニティーバスも利用できます。JR中津駅周辺など市内の中心なら車がなくても日常生活に大きな支障はありませんが、その他の地域は不自由を感じると思います。車は必要だと思います。

−−中津市にはどこから移住してくる人が多いですか

福岡県からの移住者が約半数を占めています。そのほか３大都市圏、そして九州の他県からが多いです。

−−ところで、中津からあげについて教えてください。いつから名物に？　

　中津市は「からあげの聖地」とも呼ばれています。中津にこんなにもからあげが根付いているのは、昔中津にたくさんの養鶏場があったためとも、第二次世界大戦後、旧満州からの引き揚げ者が中国での食べ方を再現したからとも言われています。
　全国に認知度が上がった要因の１つは、2008年に初開催された地元のグルメ「からあげ」を集めたイベント「からあげフェスティバル」です。全国のTV放送にも多く取り上げられた事で認知度アップの火付け役になりました。
　中津市には40数店のからあげ専門店があり、醤油だれや塩だれ、ニンニクやショウガなど、各店舗それぞれにこだわりの味付けがあります。１つとして同じ味はありません。材料の鶏肉にもこだわりがあります。作り置きはせず、注文を受けてから揚げたてを提供するのも特徴です。揚げたてのジューシーなからあげをぜひご賞味下さい。