【愛知の取り組み】「愛知県ファミリーシップ宣誓制度」をご存知ですか?
「愛知県ファミリーシップ宣誓制度」って何?
この制度は、性別を問わず、互いを人生のパートナーとして認め合う二人と、子どもを始めとした近親者等が、家族と約した関係であることを宣誓し、県がその宣誓を受理したことを証明する制度です。
法律の婚姻とは異なり、権利の発生や義務の付与といった法的効力はありませんが、パートナーと共に歩むお二人及びその御家族の人生が、愛知県内での生活の中で尊重され、自分らしく安心して暮らせるよう、2024年4月より開始しました。
なぜ「ファミリーシップ宣誓制度」を導入したの?
愛知県では、愛知県人権尊重の社会づくり条例の理念である、「多様性を認め合い、誰一人取り残されることのない人権尊重の社会づくり」の実現に向けた取組として、「愛知県ファミリ-シップ宣誓制度」を実施することとしました。
これにより、パートナーや子ども等との関係性を示すことができ、
・これまでは一緒に入居できなかった県営住宅への入居
・県図書館における代理人による利用カードの交付申込 等
が可能になります。
このほか、犯罪被害者への支援金についても制度の対象となります。「ファミリーシップ宣誓」により法的な婚姻関係などがなくても親を失った際に子どもが支援金を受け取れ、遺族として見舞金を受け取ることができます(※別途制度で定める要件等を満たす必要があります)。
愛知県は都道府県レベルでは初の、同性カップルだけでなく、異性カップルや子を始めとした近親者を対象とした制度を導入しました。
また、この制度の利用者が民間の家族向けサービスなどを利用できるよう、民間事業者に対し働きかけています。
今後の愛知県の取り組みにご注目ください。
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