おおいた移住 わがまちこんなとこ(8)宇佐市 |地域のトピックス|FURUSATO

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おおいた移住 わがまちこんなとこ(8)宇佐市

おおいた移住 わがまちこんなとこ(8)宇佐市 | 地域のトピックス

 市内に「USA」の表記が目につきます。

 宇佐市なのでUSA・・・まあ当然といえば当然です。

 国道沿いには「welcome to USA」の看板が。
 JR宇佐駅の駅名標は、星条旗を思わせるデザインにUSAとあります。
 「日本のアメリカ」と呼ばれているとか、いないとか。それはともかく、市民のちょっとした遊び心が感じられます。
 人口3億を超すアメリカとは比較にならない約5万人の小さな市ですが、全国の八幡社の総本宮である宇佐神宮があるなど、長い歴史を刻んできました。

 歴史だけではありません。宇佐からあげ、どじょう、すっぽん、焼酎、ブドウ、ワインなどおいしいものもたくさんあります。

 

 移住者に人気のまちです。
「定住満足度日本一、交流満足度日本一のまち」をめざしており、田舎暮らしの本(宝島社)の2024年版住みたい田舎ランキング(5万人以上10万人未満の市部門)の総合2位、シニア部門は1位に輝きました。

 

 そんな宇佐市の今を、同市まちづくり推進課ふるさと支援係の後藤佳紀さんに聞きました。

(写真は宇佐神宮)

 

  • 宇佐市の主な移住定住支援策

 ・小・中学校の給食費無料

 ・小・中学校、高校の入学祝い金あり

 ・新婚世帯の新生活応援助成

 ・男性の育児休暇推進の奨励金

 ・子育て世帯のマイカー購入助成最大100万円

 ・住宅取得に伴う助成・奨励金が最大200万円

 ・起業・創業・新規就農など支援制度あり

宇佐市まちづくり推進課の後藤さんに聞きました。

 

−−宇佐市の自慢はなんでしょうか。

 (後藤さん)まず自然です。海、山、平野部とさまざまな地形があることで、地域によって多様な自然を感じられます。それぞれの地域に特色があり、移住する際にも自分にあった場所を選べるのではないかと思います。そしてなんといっても宇佐神宮ですね。全国に4万社ある八幡社の総本宮で、社殿は壮観で、文化と歴史を感じられます。歴史好きにはたまらないまちだと思います。

−−今年の田舎暮らしの本の住みたい田舎ランキングでも上位に入りました。どんな点が評価されていると思いますか?
 宇佐市は「定住満足度日本一、交流満足度日本一」を目指しています。医療、教育への支援の他、若い世代に向け、結婚、出産に対する支援も手厚くしています。さらに子供の給食費、保育料の無償化、通院、入院、薬代の助成など、幅広い世代に切れ目のないサポートを続けており、全国トップクラスの施策を展開しています。これらの施策が近年の高評価につながったと考えています。

−−移住者はどの地域からの人が多いですか?
 半数は県内からです。近くの中津市、豊後高田市からが多いですね。県外だとお隣の福岡県。行橋市や豊前市などの出身者が多いです。あとは九州の他県、関西、関東などからもきています。

−−気候はどうですか。

 北部の平野部は年間平均気温が16度前後で安定した気候です。台風被害などもほとんどありません。川の氾濫などもあまりないですね。南部はやや気温が低く平均14度前後になります。冬は降雪もあり、路面が凍結することもあるので、山間部の運転には注意が必要です。

−−場所的に北九州市にも近いですが、電車、車でどのくらいで小倉まで行けますか? 空港の場合、大分よりも北九州空港利用が多いのでしょうか?

 北九州市には車では1時間、電車では40分ぐらいで行けます。大分市の中心部に行くよりも小倉の方が近いかも知れません。大分空港、北九州空港とも同じぐらいの時間で行けます。飛行機利用の人は便によって使い分けているようです。

−−農家での宿泊体験などが盛んと聞いています。

 市内南部の安心院町は日本のグリーンツーリズム発祥の地です。農村民泊し、実際に農業体験をしたり、農家の人と一緒に料理をしたりするなど、農村の暮らしを体験する旅のスタイルです。「1回泊まれば遠い親戚、10回泊まれば本当の親戚」ということばがあるくらい親密になれる体験が得られます。
 農業も盛んです。大分味一ねぎのブランドで知られる小ネギの一大産地となっています。他には、朝夕の寒暖差が激しい安心院盆地ではブドウの生産が盛んで、安心院ワインも高く評価されています。

−−ほかにもおいしい食べ物を教えてください。

 スッポン、ドジョウが名物です。麦焼酎も出荷量は日本一。そして宇佐からあげ。宇佐はからあげ専門店発祥の地です。市内のお店が今年(2024年)、日本唐揚協会が主催する「からあげグランプリ」でグランドチャンピオンに輝きました。

−−まちの様子を知りたいという移住希望者が宿泊体験できるような施設もあるのでしょうか。
 明治13年(1880年)に建てられた庄屋さんの屋敷を体験施設として活用しています。宇佐市への移住を検討している人とその家族なら無料で7泊まで利用できます。ホテルのような心地よさはありませんが、土間などもある古い家で、ユニークな体験ができると思います。

−−生活をする上で車はぜひものでしょうか。

 必要ですね。市の中心部に住んでその周辺だけで生活するのなら車がなくても生活はできます。ただ基本は車社会です。鉄道を利用するにも駅まで車を使う感じですね。

−−これまで移住者の感想にはどんなものがありましたか?

  移住者へのアンケートを20年、23年に実施したのですが、「直売所で新鮮な野菜を安く買えてうれしい」など声がありました。ほかには「地域の子供たちが元気にあいさつしてくれる」ということをあげている人もいました。また「のんびりとした生活のイメージだったけど、意外と地域の活動で草取りなどあり、案外忙しい」というような声もありました。やはり、人と人との関係が都会よりは密ですね。

 

 

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