童謡のまち 【福島県広野町】
広野町でうまれた童謡
とんぼのめがね【童謡】
舞台となった箒平地区
とんぼのめがね石碑
「とんぼのめがね」は昭和23年に上浅見川箒平地区での情景をもとに作詞されたものです。
広野町に住む医師で高名な童謡作家であった「額賀誠志」氏が、戦後の混乱した中で、子どもたちには童謡を通して明るく育ってもらいたいと願い制作されました。NHKのラジオでも全国放送され、今でも子どもたちに愛唱される童謡の代表作です。
◆汽車【唱歌】
JR広野駅構内に歌碑が建立
広野町が舞台とされる唱歌「汽車」。明治45年刊行の「尋常小学唱歌」として発表されて以降、明治、大正、昭和に渡って愛唱されてきました。常磐線開通により、大和田建樹氏が東北地方を旅行した際に、久ノ浜~広野間の景観を作詞したものと伝えられています。
JR広野駅の発車メロディーは童謡「とんぼのめがねと唱歌「汽車」が使用され、防災行政無線の音楽は、朝は「汽車」夕方は「とんぼのめがね」が使用されています。
ひろの童謡(うた)まつり
広野町では平成6年から毎年10月に「ひろの童謡(うた)まつり」が開催されています。
「ひろの童謡(うた)まつり」は、広野町の小学校、中学校、子ども園の皆さんなど、地元の子どもたちの元気な歌声が聴けるほか、お母さんたちによる「合唱団めじろたち」、近隣自治体の合唱団などが参加しにぎやかな童謡コンサートとなっています。
ひろの童謡まつり|広野町公式ウェブサイト
全国公募による作詩コンクールを定期的に開催しており、優秀賞に選ばれた作品には、曲を付け新しい童謡として誕生しています。今までに誕生した新しい童謡は30曲を超えており、CDにもなっています。
また、広野町で生まれた童謡から「童謡絵本」を毎年制作し、ひろの童謡(うた)まつりに来場した方へのプレゼントや、広野町が取り組む「ブックスタート」事業でのプレゼント、未就園児の親子と一緒に歌と童謡絵本の読み聞かせ会を行うことで、幼児期から家庭内において童謡に触れる環境づくりをおこなっています。
兵庫県たつの市と協定締結
令和4年10月5日(金)、広野町と兵庫県たつの市は、両市町のコンクールなどで誕生した童謡を歌い、童謡の魅力を全国に発信するため「童謡の里づくりのまち」交流協定を締結しました。締結式では遠藤町長と山本実たつの市長が協定書に署名し、握手を交わしました。
山本市長は、「広野町は東の拠点、たつの市は西の拠点として童謡の普及に取り組みたい。」と述べ、遠藤町長は、「童謡の魅力を未来の子どもたちにつないでいく。」と挨拶しました。
「ひろの童謡の日」制定
令和5年10月5日(木)、一般社団法人日本記念日協会にて“10月5日”を「ひろの童謡の日」として新たに記念日登録されました。
先人が築き上げた歴史、伝統、文化を継承し、童謡が生まれた美しい里山、田園を渡る風、清らかな水を未来に繋ぐとともに、更なる“童謡の継承”と“新たな童謡の発信”による童謡文化のより一層の振興を進めてまいります。
<お問合せ先>
広野暮らし相談窓口「りんくひろの」
TEL:0240-25-1251
メール:[email protected]
<移住ガイドブック>
HIRONO STYLE BOOK