レッツスピーク山形弁「そう(Yes)=んだ」「いいえ・ちがう(No)=んね」活用術をマスターしよう!
こんにちは、山形出身・移住コンシェルジュの多田です。
山形県に移住した方から、
「移住したは良いが、山形弁が分からなくて、とりあえず何を言われてもニコニコして乗り切っている。」
という報告をよく受けます。
言語の習得って大変ですよね。
「ん」から始まる日本語はありません、と小学校で習うのに、山形弁のYesは「んだ」、Noは「んね」。
常識を外れた場所から始まる山形弁は、もはや県外の人には外国語のようかもしれません。
移住した方が、
近所のおばあちゃん、おじいちゃんと話をする時に
「何言っているか分からないけど、とりあえずニコニコして乗り切っている」
という苦い時間を少しでも減らせるように、
そして、山形での生活をより豊かにして頂くために、
山形弁シリーズをお送りします。
ここでは、「Yes」、「No」の活用を覚えましょう! レッツスピーク山形弁!
ちなみに、語尾は地域によって変わりますが、ここでは筆者の出身地である村山地域の表現が中心になっていますのでご了承ください。
「んだ=そう(Yes)」を使った表現
標準語 | 山形弁 |
そう | んだ |
そうそう | んだんだ |
そうだったの | んだった |
そうか | んだが |
そうよ | んだず |
そうでしょう | んだべ |
そうなんじゃない | んだんね |
そうなんじゃないかしら | んだんねべが |
そうだったわ | んだっけ |
そうだったかしら | んだっけが |
そうだったのね | んだっけがした |
そうなのね | んだがした |
そうなのよ | んだんず |
そうに決まってるじゃない | んだべした |
そうだったでしょう | んだっけべ |
そうならば | んだごんぱ |
そうならそうと | んだごだ |
そうだけど | んだげんど |
そうかもしれないわ | んだがもすんね |
そうだから | んだがら |
<例文>
共通語 A「明日晴れるかしら?」 B「そうじゃない?」
↓
山形弁 A「明日晴れるんだが?」 B「んだんねべが?」
共通語 A「芋煮って里芋入れるの?」 B「そうに決まってるじゃない」
↓
山形弁 A「芋煮って里芋入れるんだが?」 B「んだべした」
「んね=いいえ・ちがう(No)」を使った表現
いいえ・ちがう(No)も表現の変化は同様ですので、覚えてしまいましょう。
いいえ | んね |
ちがうちがう | んねんね |
ちがうよ | んねず |
ちがうか | んねが |
ちがうでしょう | んねべ |
ちがうんじゃないかしら | んねんねべが |
ちがった | んねっけ |
ちがったかしら | んねっけが |
ちがったのかしら | んねっけがした |
ちがったのね | んねがした |
ちがうのよ | んねんず |
ちがうに決まってるじゃない | んねべした |
ちがったでしょう | んねっけべ |
ちがうなら | んねごんぱ |
ちがうならちがうと | んねごだ |
ちがうけど | んねげんど |
ちがうかもしれないわ | んねがもすんね |
ちがうから | んねがら |
<例文>
共通語 A「今日って火曜日?」 B「ちがうよ、水曜日よ」
↓
山形弁 A「今日って火曜日だが?」 B「んねべ、水曜日だべ」
共通語 A「熱あるの?」 B「ちがうけど、ちょっと身体がだるくて」
↓
山形弁 A「熱あんだが?」 B「んねげんど、ちぇっと身体だるいくて」
いかがでしたか?
「んだ」「んね」ばかり見ていると目がおかしくなりそうなので…、今日はここまで。
方言は言葉のリズムを掴むと覚えやすいので、ぜひ地域の人と、たくさん話してみてくださいね。