投稿日:2024.10.06 最終更新日:2024.10.06
みんなに会いに能登へ行きました 2024.9.29~10/1《石川県相談員レポート》
みんなに会いに能登に行きました 2024.9/29~10/1
東京ではふるさと回帰フェアが行われていた9月21日、能登では豪雨が発生していました。
特に輪島と珠洲では川の水があふれ、地盤が緩み土砂崩れが起こったり、道路が崩落したり・・・
元旦の地震から少しずつ前を向いて歩み始めた能登の人々に、再び困難が訪れてしまいました。
とりあえず、3連休が取れたので支援物資を積んで能登へ向かいました。
1日目 加賀市
2月から毎週月火、加賀のホテルで被災者向けの相談窓口を開いてきましたが、ほとんどの方が仮設住宅に入られた8月末で、加賀市の社会福祉協議会の方へ引き継ぎました。
ホテルに確認したところまだ数家族は残っているということで、皆さんお元気にされているか顔を出しに行きました。
豪雨を受けて能登へは帰らないことにしたよ・・・
そんな決断をされた方やまだ仮設には入れていない方もおり、ひと月ぶりにあった方たちは不安な顔をされておりました。
2日目 珠洲市
今回は金沢に宿をとっていて、金沢から能登への道は全線開通しており、3時間ほどで到着しました。
珠洲市内の道は急ピッチで工事が進んでいますが、豪雨の爪痕が多く残ります。
地震の二次避難先の加賀市のホテルで、お会いした方々が多くお住まいの高屋は、発災当時は電気も水も止まってしまったとのことでしたが、少し前から電気も通り、給水車が水を持ってきてくれ、仮設トイレも設置されています。
この日は集会所で、旅する料理人のなおちゃんが炊き出しを行うことになっていたので、お手伝いしました。
水道から水が出ない調理はこんなに大変なんだと、改めて実感しました。
久しぶりお会いした皆さんは真っ黒に日焼けし、自分の畑や山にはまだいけないけど、借りた畑を耕したり忙しくやっているよとのことでした。
けれど、大谷の方は本当にひどいよ・・・
と、あまり元気がない様子でした。
その後はあみだ湯へ。
豪雨後は水道が止まり、また風呂に入りに来る方が多くなったので忙しい、と聞いていたので手伝いに行きました。
ここは地下水を薪を使って沸かしており、いくつかのメーターを見ながら薪をくべなくてはいけなくて、今回はメーターの見方を教わったぐらいで、あまりお役に立てず。
もしボランティアなどで珠洲市に足を運んでいただいたのなら、ぜひ立ち寄ってほしいとのことでした。
また、地域の車屋さんの従業員が減ってしまい、この冬のスノータイヤへの交換する人がいなくて困りそうとのことでした。
奇跡的に、私は自動車整備士の資格があるので、来月には仲間を連れて応援に来たいと思います。
3日目 輪島市
輪島市の仮設住宅に入っている、加賀市のホテルで知り合った方達は、高台の仮設住宅なので水は入らなかったそうですが、水が入った仮設の人達や、豪雨により避難所に入られた方達の暮らしの心配をされていました。
仮設には足が悪いおばあちゃんもいて、移動販売車は本当に助かるんだと話をされていました。
元旦の地震で集落が孤立しヘリで運ばれた方達が、今回の豪雨でも道が崩落し孤立してしまい、またヘリで運ばれたそうです。
土砂が家に入ったので早く戻って掃除したいが、集落へ帰れる道が開通するのは、まだまだ先だろう、
もしかしたら地震の状況より悪いかもしれない、
とのことでした。
豪雨の影響を受けた地域は、本当に何と言っていいか・・・
お住まいの方、役所の方、事業者、皆さん大変なご苦労をされています。
地域だけでの復興は中々難しく、自衛隊の皆さん、応援の自治体の皆さん、道路を修理する業者さん、水道を直す業者さん、解体業者さん、土砂が流れ込んだお宅を掃除するボランティアさん、他県から水を運んできてくれる給水車、ペットボトルなどの支援物資を運んできてくれた皆さん、能登で活動していただいている様々な団体の皆さん、募金していただいた皆さま、本当にありがとうございます。
石川県の移住担当として、能登地域への移住をおすすめするにはもう少し時間がかかりそうですが、
私もできることを精一杯頑張ろうと思いますので、もしよかったら応援をよろしくお願いいたします。