2022年、2023年に大洲市が選定された「世界の持続可能な観光地TOP100選（以下、TOP100）」では「グローバル・サステナブル・ツーリズム協会」の承認を受けたGDの30項目が審査対象であったことに対し、GDアワードでは全てのGD基準84項目が対象となり、より幅広く審査されます。
今回の審査結果では、これまで高く評価をされていた「文化と伝統」に加え、観光地マネジメントや自然、環境、社会的幸福など84項目のうち76％について一定の基準を満たしたことから、シルバーアワードの受賞となりました。
なお、本受賞は、国内では2024年の岩手県釜石市のゴールドアワード、2023年の北海道ニセコ町のシルバーアワードに続く快挙です。

大洲市では、2022 年・2023 年の TOP100 や 2023 年の「グリーン・ディスティネーションズ・ストーリー・アワーズ（Green Destinations Story Awards）」の「文化・伝統保全部門」1 位を受賞しましたが、これらは大洲市の持続可能な特徴的な取組みを表彰するものであることに対し、今回の シルバーアワード受賞は持続可能な観光地としての取組みや体制を総合的に評価されたものです。

■Green Destinations Award(世界の持続可能な観光地アワード)とは
国際公式認証機関であるオランダの GD が、持続可能な観光の国際基準を取り入れ、より良い地域づくりに努力している地域を毎年選出しているものです。持続可能な観光に関する 84 項目にわたる国際基準のうち、景観保全や文化財の保護、エネルギー消費量の削減など、全項目の 60％以上取得でブロンズアワード、70％以上取得でシルバーアワード、80％以上取得でゴールドアワード、90％以上取得でプラチナアワード、100％がグリーン・デスティネーションズの認証が得られます。2024 年度は国内で２つの観光地（愛媛県大洲市、香川県小豆島）がシルバーアワードを受賞しています。
＞Green Destinations Japan

■国際公式認証機関グリーン・デスティネーションズとは
グリーン・デスティネーションズは、持続可能な観光の国際認証団体のひとつで、オランダに拠点を置く NPO 団体です。

■持続可能な観光とは
「自然」、「文化」、「伝統」、「地域住民」などの地域資源を生かし、旅行者を受け入れ、地域経済を発展させながら、同時に自然環境や文化、伝統を守るという「地域住民」の未来にも十分に配慮した観光の形です。

■認証取得により期待される効果
アワードに受賞した地域は、専用ホームページによる国際的な PR が可能となります。また欧米豪州のインバウンドの観光客の手配を行う海外の大手旅行会社等は、国際認証の取得地を優先的に選択する傾向があり、国内外からの観光客の誘客やメディア露出などが期待されます。
さらに、選定によって地域内へ持続可能な町つくりの取り組みの浸透を図り、観光や城下町エリア以外の地域や部門への波及、気運の醸成も期待されます。
また、この認証は持続可能な観光を推進している観光庁も取得を推奨しております。

＞プレスリリース_四国初！大洲市が「世界の持続可能な観光地アワード」にてシルバーアワードを受賞しました

※関連リンク
「大洲カンパニー」愛媛県大洲市公式関係人口プラットフォーム
えひめ移住ネット