出張に行ってきました!2024.7/31~8/2《石川県相談員レポート》 |地域のトピックス|FURUSATO

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出張に行ってきました!2024.7/31~8/2《石川県相談員レポート》

出張に行ってきました!2024.7/31~8/2《石川県相談員レポート》 | 地域のトピックス

出張に行ってきました 2024.7/31~8/2

 元旦の能登半島地震以来、わずかな人数ではありますが、ふるさと回帰支援センターの石川県ブースにお越しいただき、
「能登の方へ移住して復興支援をしたい」
というありがたい相談もありました。

 もちろん個別には各自治体に確認しご回答させていただいてます。
ですが今年は、例年行われる移住担当者会議も行われませんでしたので、能登地域の自治体の移住担当者さんを訪ね、移住体験施設や空き家バンク、移住希望者の受け入れ状況などについて教えていただきました。

1日目と2日目 能登地域

 7/31~8/1は能登の7市町(珠洲市、能登町、志賀町、宝達志水、中能登、羽咋、七尾)の移住担当の皆さまにお会いできました。
 奥能登(珠洲市、能登町)では住民でも住むところがなく(現在では応急仮設住宅が8割方完成)、移住者にはアパートも含め空き家はほぼ用意できないので、しばらくはボランティアや観光などに訪れていただくようなところから始めていきたいとのことでした。

 能登地域においても奥能登地域の方がアパートなどに入ってしまったので、移住者に貸せるような物件は以前より少なめだとのことでした。
 いずれにしてもこれまでは被災対応に追われ手一杯でしたが、移住施策を含めこれからのことについて考えなくてはならないと多くの担当者さんがお話になっていました。

          珠洲市役所           中能登町役場          輪島朝市通り

 輪島市の担当者さんにはお会いできませんでしたが、一緒に行った県の担当者さんがまだ輪島の朝市通りへ行ったことがないというので、G/Wにボアンティアで訪れて以来、3カ月ぶりにかつての面影が消えてしまった朝市通りに訪れました。
 被災地を訪れた多くの方から、「復興が遅い、、、」、「元旦から何も変わらない、、、」などのお話を伺いますが、私的には以前より解体が進んで空き地になっている場所も多くなっており、少しずつではありますが復興していると感じました。

 1日目は珠洲市の「薬膳喫茶惚惚(ほれぼれ)」で昼食をいただきました。
ここは県の地域おこし協力隊の畠山君が運営しており、美味しいご飯をいただけますが、同敷地にあるホテル「notonowa(のとのわ)」は、解体などの業者さんの予約で1年先まで埋まっているとのことでした。
 落ち着いたらぜひ宿泊し、海など眺めながら過ごしてみたいです。

惚惚インスタ

   

 2日目は七尾市の「ひのともり」で昼食をいただきました。
震災後にフレンチから自然派食堂にリニューアルされ、8月下旬には金沢に「自然派食堂 クラシノナカ」をオープンされるそうです。
そちらも楽しみですね!

ひのともりインスタ

 

3日目 白山市内

 8/2は、金沢に近く自然も豊かなので人気がある白山市を、県の地域おこし協力隊の山本君と共に回りました。
白山市は日本3名山のひとつでもある霊峰白山があり、県内最大の手取川も流れ、昨年にはジオパークにも認定されています!
今回は地域ごとの特徴などを把握するため、松任駅の周辺や鶴来地区、白山麓の白峰地区を訪れました。

            手取川           やすまる銘水         白山トレインパーク
 
 24年3月にオープンしたトレインパークは、建物のすぐ横を時速260kmで走り抜ける北陸新幹線が見られ、大人から子どもまで楽しく学べるスポットとなっています。
 また、白山市は子育てにも力を入れており、市営の子育て支援センターの運営はもちろんのこと、育児に不安を抱える親子が専門員に相談できるショートステイ事業にも取り組んでいます。

 鶴来地区では 他では見れない飛び出し坊やが見れますよ!
こびとずかんで有名な、なばたとしたかさんは白山市出身なので、この地区では10か所で見ることができます。
全部探してみるのも面白そうですね。
 
 最後は標高は約500mの白峰地区を訪れました。
周囲を山々に囲まれた豪雪地帯で、20年前は1300人ほど暮らしていたそうですが、現在はたった700人になってしまいました。
 かつては商店もいくつかあり、白山へ登るための民宿も沢山あったそうですが、高齢化が進み、店舗も宿泊施設もほとんどなくなってしまったそうです。

このまま黙ってみてはいられない!

と、地域の方が立ち上がり、まずは古民家をリノベしてゲストハウスを何棟かつくる計画を立ち上げたそうです。
 この日は完成間近のものを見せていただきました。
白峰は豪雪地帯なので梁や柱などはとてもしっかりしています。
そんな古き良きものは残しつつ、清潔感ある落ち着いた宿泊施設に生まれ変わったようです。

 白峰は人が少なくなってしまったために、多くの家が空き家になってしまいました。
中にはすぐに住める空き家や民宿もあるそうですが、
圧倒的に人手が足りていないそうです!!!

  山が好き、宿泊施設をやってみたい、地域おこしに興味がある、などそんな方がいらっしゃいましたら、
9/7(土)に開催されるいしかわUIターン大相談会にぜひお越しください。
白山市をはじめ、金沢市、野々市市、小松市、加賀市など多くの自治体が相談ブースを設けますので、暮らしのこと、仕事のことなどなんでも相談にお越しください。
当日は移住セミナーや九谷焼の破片を使ったワークショップも開催します!

 その日は都合が悪いよという方は、ふるさと回帰支援センターの石川県ブースでも移住のご相談ができますので、ご予約お待ちしております。

以上、石川県担当者の出張報告でした。