日本最古の鉄筋コンクリートの市営住宅があるんです!
静岡市って歴史的な寺社がありますよね。久能山東照宮や清見寺、臨済寺、浅間神社などなど。なんとそれに加えて近代建築でも日本最古と言われる建築物がいくつかあるんですよーーー。
三保半島(三保の松原がありますね)には、日本初の鉄筋コンクリート造りの灯台。
そして鉄筋コンクリートの市営住宅。しかも全国初の防火帯住宅。
その名も「羽衣団地」
これは、昭和23年(1948年)に建築されたもので、外観は鉄筋コンクリートだな~ですが、中は日本家屋そのものです。和の感じがとてもしますね!障子や襖はもちろんですが、畳のお部屋ばかりであるのがとても印象的です。
今と違って、鴨居の高さも低いですね~。
戸袋があったり、収納がきちんとできる作りになっています。
備え付けの食器棚までキレイに残っていますそこには、配膳口まであって、まるでカウンターキッチンみたい。当時からそういう発想があったって、とても興味深いですよね。
お風呂は、半地下のような所に共同浴室のような所に設置されていたようです。ちょっと一人で入るのは怖い感じもしますが、数人で入るのも大変だと思いました。
室内へ入れるイベント開催も
普段は外観しか見ることが出来ませんが、見学会の時はお部屋の中まで入れますよ。今回はもう終わってしまっているのですが、この建物の見学会なども開催しています。建築物にご関心のある方、是非次の機会に行ってみてくださいね。古い建物の中を説明員とともに見ることができます。昭和レトロな建物に興味のある方っ!楽しめますよ~。
所在地
静岡県静岡市葵区駒形通四丁目
階数:4階
棟数:2棟
管理戸数:48戸
間取り:2k(2部屋、台所、浴室、便所)
延べ床面積:1,295平方メートル