役に立つ⁈ 独断と偏見の食文化レポート① カニの話 |地域のトピックス|FURUSATO

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役に立つ⁈ 独断と偏見の食文化レポート① カニの話

役に立つ⁈ 独断と偏見の食文化レポート① カニの話 | 地域のトピックス
『カニ』

と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?
「ズワイガニ」が浮かびませんか?

呼び方がいろいろあり、最近は地域ブランドが有名になっているところ(越前ガニとか、加能ガニとか、間人ガニとか…)もありますが、
山陰~北近畿(兵庫県北部の但馬地域など)では『松葉ガニ』と呼びます。

正確(たぶん…)に言うとサイズがでかいオスの方を『松葉ガニ』と呼びます。
一方、メスは松葉ガニとは呼ばず、『セコガニ(勢子蟹)』などと呼びます。ちっちゃいけど卵持っていたりしてまた別物です。
〈でかいやつ〉は個人的には最近あまり口にできていませんが、身がぷりぷりでうまいですよね。
でも〈ちっちゃいやつ〉が個人的にはかなり大好きです。
カニみそや内子外子といわれるメスにしかない卵に関わる部分がうまいのです。酒飲みの方にはたまらんシロモノと思いますし、その昔兵庫県の北部但馬(たじま)地域では子どものおやつだったとか…
ちなみに『セコガニ(勢子蟹)』は地域によってセイコガニ、親ガニ、香箱ガニ、コッペガニなど呼び方が変わるのも乙ですね。
サイズが小さいので、但馬地方では比較的リーズナブルに食べることができますが、資源保護のため漁期がだいたい11初旬~12月までと短く、食べられる時期が限られています。

そして、もう一つ忘れちゃなんないのは「ベニズワイガニ」
ズワイ
ベニズワイが別のカニなんて知らなかったという人もおられると思いますが、実は違うんです。ベニズワイの方がその名の通り赤みが強く、サイズは小ぶり、住んでいるのもズワイガニより深海側です。
ベニズワイガニは近畿地方の水揚げ港は香美町の香住港に限定されていて『香住ガニ』として市場には出回っています。こちらの漁期は概ね9月~6月と長いですが、食べるのはオスのみ、メスは漁業の対象ではありません。(禁漁)
ベニズワイは甘みが強いといわれこちらも大人気です。松葉ガニよりも価格が安めで漁期も長いので、食べられるチャンスはより多いかもしれません。
そして、冷凍されていない浜茹でや活けガニなどまるごとのカニはひと味もふた味も違います。独断と偏見ですが間違いありません。
気になる方はまず兵庫県の但馬(たじま)に足を運んでください!


ちょっと強引ですが…
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カニや食文化に興味が湧いた方はコチラ↓

★有数の松葉ガニ水揚げである兵庫県・新温泉町の浜坂漁港の観光パンフレットには素晴らしいカニ料理解説が。
カニ元・浜坂かに読本 | 【公式】浜坂観光協会ホームページ

★全国漁業協同組合のページでは香住ガニの詳細が見られます。
香住ガニ|プライドフィッシュ(全漁連)

★ここでは書きませんでしたが瀬戸内海側には、見てびっくり、巨大ワタリガニ「ぼうぜがに」もあります。
播磨灘の「前どれ」鮮魚 | 姫路観光ナビ「ひめのみち」

その他の兵庫県の食文化については(今までの記事いらんやんとは言わないで。)
兵庫県 | うちの郷土料理:農林水産省

御食国(みけつくに)ひょうご