出張に行きました!2025年1月30日-2月1日《石川県相談員レポート》 |地域のトピックス|FURUSATO

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出張に行きました!2025年1月30日-2月1日《石川県相談員レポート》

出張に行きました!2025年1月30日-2月1日《石川県相談員レポート》 | 地域のトピックス

輪島・珠洲・金沢へ出張に行きました!

令和6年1月1日の能登半島地震より1年が経ち、多くの皆さまのご支援、ご協力のおかげで、能登地域も少しずつ前に進んでおります。

今回の出張では募集を再開した珠洲市の「特定地域づくり事業協同組合のマルチワークをいう働きかた」をメインテーマに、初めて能登を訪れる方にも訪問しやすいコミュニティカフェなどを訪問したので、レポートさせていただきます。

《1日目》

まず初日は、輪島市門前町を訪れました。

門前とは、明治大火後に横浜に寺地を移した總持寺の開創の地に、別院として再興した總持寺祖院の門前町として栄えたことが名前の由来です。
地震の被害を受けた商店が入る仮設商店街では、衣料品や陶器店などが営業されています。

近くには「能登手仕事屋」という蕎麦屋があり、蕎麦打ちの際に豆乳を入れているのだそう!
蕎麦の下に敷かれたアスナロの葉も美しく、食欲が増してしまいます(>_<)


次に、北前船の船主や船員が江戸後期から明治中期にかけて暮らした黒島の街を訪れました。
当時の様子を今に伝える街並みは、国の重要伝統的建造物郡保存地区にも選定されていますが、約4割の建物が「半壊」以上の被害を受けてしまいました。

仮設住宅にお住いの住民も多い中、地域のコミュニケーションスペースとしての役割を担っている「かぞく會舘」。
まちづくりに関する説明会や修理・復旧等に関する相談会などのほか、住民の集会等に使用されているそうです。

輪島の朝市通りも解体や撤去が進んでいます。
市内の商業施設内で朝市の営業をしていますが、夕方に行くとほとんどのお店が営業していないので、お気を付けください。


次に訪れたのは、南志見地区にある「ココハサトマチ」です。
この地域の方達は集団避難され人影まばらななか、”人が戻ってきてほしい”と、地震後間もない時期から営業を再開されていました。
店内には地元農家が収穫した新鮮な野菜が並ぶほか、奥能登の食材を使用したカレーなどがいただけます。
近々、ゲストハウスもオープンされるそう!

最後に三井地区にある「のと復耕ラボ」でお話を伺おうと思っておりましたが、全員外出中ということで、お話を伺うのはまたの機会になってしまいました・・・残念。

本日の宿は能登町にある「ぶなの森 能登事務所」です。
ぶなの森は石川県から移住体験などの業務委託を受けており、多くの移住コーディネーターが在籍しています。
夕飯は石川県では親しまれている「とり野菜みそ」を使った鍋と珠洲のお酒「大慶」を美味しくいただきましたよ!

《2日目》

今日は珠洲市を回ります。
「珠洲市特定地域づくり事業協同組合」の事務局の馬場さんにいくつかの組合事業所を案内してもらいます。
特定地域づくり事業とは、マルチワーカー(季節ごとの労働需要に応じて複数の事業者に従事)に係る労働者派遣事業などをいいます。

まずは酪農と和牛の繁殖をされている「松田牧場」を訪れ、勤務されているワーカーさんにお話を伺いました。
朝が早くて大変だけど、牛の世話はすごく楽しい!
とのこと。


次に、引退した競走馬による観光放牧事業を運営する「みんなの馬」を訪ね、
これからはこれまで以上に新しい価値を共創することを目指していきたい!
とのことでした。
応援しています!!

移動中に

災害ごみ置き場の前を通りました。
積まれているのは沢山の柱や梁などの木材・・・
昨年の地震の前までは珠洲に住んでいる方達のお家だったのに。
悲しくて、悔しくて涙がこぼれます

馬場さんと訪問する最後の事業所は「すずキッチン」です。
被災し営業が出来ない珠洲市飲食店店主が共同で、仮設店舗で美味しい弁当の販売と食堂を始めた場所です。
注文するのに迷うくらいの美味しそうなメニューが並びますが、本日は日替わり定食をいただきます!

午後は、珠洲市中心部にあるビジネス交流拠点「OKNO to Bridge(奥能登ブリッジ)」を訪ねました。
地元の人材はもちろん、首都圏からの人材も呼び込み、地域の課題を解決する新たなビジネスや雇用を創出しようと活動されています。
訪れた方達が宿泊できるよう、近くの物件をゲストハウスにする予定があるそうです。

中心部の商店街には珠洲市唯一の書店「いろは書店」があります。
珠洲ゆかりの「スキップとローファー」などの漫画や能登関連の書籍などを並べ、仮店舗にて昨年の3月より営業を再開されています。
震災により廃業されるお店が多い中、再開に向けてご苦労されたことと思いますが、これからも応援しています!


最後に宝立町にある交流スペース「本町ステーション」を訪ねました。
地元の有志の方達で運営され、教え教わり編み物をしたり、支援頂いた本を借りたり、地域の方々の情報交換できるコミュニティの場として開放されています。
1日も早く地震前の日常が戻ることを祈っています。

夜は金沢での夕食。
誰にも気兼ねがいらない一人飲み。
白子の天ぷらとナマコの酢の物。
私、大好物なんです…

《3日目》

最終日は金沢市大野町を訪れました。
大野地区は日本海に面し、かつては北前船などの要所となる港町として栄え、現在でも「大野醤油」の名で親しまれる醸造の地として広く知られています。
歴史的な特色が残る街並みが大切に守られ、蔵を改装したギャラリーや喫茶店も見られる、話題の町です。


大野地区の一角に「いきいき魚市」があります。
金沢市近郊の港で水揚げされた新鮮な魚介が揃う鮮魚市場で、カニ、ノドグロ、岩ガキ、寒ブリ、甘エビなど、季節ごとに旬の魚介がところ狭しと並びます!
午後からは「いしかわ耕稼塾オープンセミナー」に参加。
高齢化率の高い山村集落で、集落の活性化の為に様々な取り組みを行い、その集大成として農産物直売所神子の里をオープンされたお話を伺いました。
農産物直売所では、ローマ教皇に献上された神子原米をはじめとして、農業所得の増加を目指しブランド化を進めた品が並んでいるそうで、山村集落の活性化についてとても勉強になりました。

最後に、金沢では「金沢城・兼六園四季物語~冬の段~(金沢城・兼六園ライトアップ)」が行われています。
2月の毎週土曜日の18時から21時まで金沢城と兼六園が夜間無料開放されています。
金沢にお越しの際は幻想的な雪と雪吊りの世界をお楽しみくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました<m(__)m>

石川県にまだ行ったことないけど興味があるという方、移住を検討はじめたので相談がしたいという方、ぜひふるさと回帰支援センターをご活用ください。
県内市町の移住パンフレットもの他、イベント情報などのチラシも配架してあります。
また、少し話を聞いてみたいという方はご予約がおすすめです。

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