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移住者の紹介ー働きたいママ・パパを応援。自身も夢の弁理士に@舞鶴市

移住者の紹介ー働きたいママ・パパを応援。自身も夢の弁理士に@舞鶴市 | 地域のトピックス

 1987年京都市で生まれ、宮津市で育つ。地元の宮津高校を卒業、大学では生物化学を専攻。大学院に進んでから食品化学の分野に転じ、地球環境学の修士号を取得して大手食品会社に就職。その後、舞鶴工業高等専門学校、製薬会社の綾部工場勤務を経て、現在は、一般社団法人KOKIN内のお仕事サポートチーム team.mに参画し、プロジェクトマネージャーを務めている。

父親の介護のため宮津市に戻ることを決心

 大学院時代には、フェアトレードと食品化学との関係を幅広く研究。バニラビーンズの香気成分分析等の研究に携わり、地球環境学の修士号を取得しました。大学院修了後は、東京に本社を置く大手食品会社に就職し、神戸工場に配属され3年間勤務します。

 しかし、宮津市に暮らす父親の介護が必要となり、同社の西日本工場に転勤を申し出て、幼少期から高校時代まで過ごした地元に帰ることを決意。実家から舞鶴市にある会社へ通勤する日々を送ります。

結婚・出産を経験し、専業主婦に

 食品会社での勤務時、知的財産管理技能検定試験を受験したことがきっかけとなり、特許や商標等の出願を手掛ける職業である弁理士試験の合格に向け意欲を燃やします。

 その後、食品会社からの転職、結婚、転居といったライフイベントを経て、出産後は一旦専業主婦となった牧野さん。「専業主婦になることで収入が無くなったのはもちろん、何よりも社会とのつながりが無くなってしまった。」と、ある種の空虚感を感じていました。

 しかし、彼女の「弁理士になる」という夢は揺るぎませんでした。弁理士試験の勉強継続とともに、在宅ワークを開始し、技術レポートの作成、食品輸入に係る法規制の調査、特許調査などに取り組み、自己研鑽に励みました。

team.mとの出会い

 2020年12月のある日、舞鶴市内のコワーキングスペース「Coworkation Village MAIZURU」で牧野さんは、team.mの初期メンバーに声を掛けられました。

 team.mは、子育て中でも子どもの時間に合わせながらやりがいのある仕事がしたい!という声に応え、各個人のスキルを活かして仕事を提供、それぞれの生活スタイルに合った働き方をサポートするチームです。人材不足に悩む企業のニーズにも応え、充実感を持って働ける社会の実現を目指しています。

 この活動内容を聞いて、「ここなら私は育児に充分な時間を確保しつつ、社会とのつながりも絶たずに働き、試験勉強も続けられる。」とteam.mへの参画を決意。自身の夢である弁理士資格取得に向けての勉強と、働くことを両立できる場所を見つけることができました。

Zoomでの定例会議の様子。team.mがこれまで請け負った業務としては、伝票登録、データ入力、ECサイトの制作補助、WEB記事のライティング、動画編集、製品の検品・封入、チラシデザイン、商品情報の英語翻訳など多岐に渡ります。

team.mでの活動と弁理士試験合格

 team.mで牧野さんは、働きたいママさんを対象とした登録説明会の運営(※登録後は、team.mが募集したお仕事に応募できるようになる)、自社ウェブサイトのアップデート等のバックオフィス業務など、プロジェクトマネージャーとして精力的に活動。

 team.mでの活動の傍ら、育児と試験勉強を並行して行った牧野さん。2022年は論文式試験に合格、2023年は論文式試験に合格した後、同年11月には最終試験である口述試験を突破し、夢であった弁理士試験に合格します。

team.mでは、ミーティングや研修の際、子連れで参加するメンバーも多い。

さまざまな場所に住んでみてわかった舞鶴の良さ

 京都市、宮津市、三重県津市、神戸市、舞鶴市…大学や仕事のため、各地を転居してきた牧野さん。結婚を機に移り住み、現在暮らす舞鶴市の良さをこう話します。「舞鶴を含むこの京都府北部に住む魅力を一言で言うなら、程よく自然があり、程よく街であること。それと私が京阪神の都市部から舞鶴に移住していちばん違うと感じた点は、水の美味しさです。蛇口から出る水道の水がとても美味しいのに驚きました。あとは新鮮な魚ですね。食品は加工度が上がる程、食品添加物の使用量が増えるんです。ですから、加工を必要としない新鮮な魚や野菜を食べられるのは健康的な食生活が送れるということ。それも舞鶴で生活する魅力のひとつです。」

プライベートでは二児の母。元気一杯の男の子2人の子育てに日々奮闘しています。

今後の目標

 京都府北部では現在、3人しかいないという弁理士に登録予定の牧野さん。実務実習を行った後、晴れて弁理士として活動することができます。今後、向かう道について伺いました。「まずは現在受けている実務修習を無事修了させ、弁理士登録した4月からは、東京都内の法律特許事務所で弁理士として勤務する予定です。弁理士としてのひと通り仕事を身につけた後は京都府北部に戻り、知財を活かしたビジネスを展開する企業様や個人事業主の方をサポートしていきたいと考えています。都市部に行かなくても北近畿で直接お顔を拝見して、知財でビジネスのお手伝いできる弁理士がいますよ、ということを近隣の方々にお伝えしてきたいです。就職を機にteam.mとしての活動は一旦お休みしますが、他のプロジェクトマネージャーも何らかの得意分野を持っているため、ゆくゆくは各自のスキルを掛け合わせて、特許事務所に勤務する弁理士ではできないようなビジネスモデルができれば面白いのではないか、と個人的には考えています。」 

 牧野仁美さんが歩んできた道のりは、家庭と仕事の両立を模索する多くの人々に勇気と希望を与えてくれます。彼女のような頑張るママが活躍することが、社会全体が豊かになることにつながるのだと思います。

team.m https://team-m-japan.com/
 
※このページは、co-kyoto(京都府北部にある福知山市や舞鶴市、綾部市の地域情報をお届けするサイト)の転載記事です。
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