山形に住めば常識!山形県のさくらんぼ文化&生活あるある
言わずと知れた山形を代表する食べ物と言えば!
そう、さくらんぼ、ですよね。
ルビーのような赤い双子の実は、昔から「赤い宝石」とも呼ばれています。
ビタミンやミネラル、鉄や葉酸、ポリフェノールが含まれ、貧血や美肌にも良い、
女性に嬉しい果物でもあるんですよ。
全国の生産量の約8割は山形県で生産されていて、その産出額は約380億円。
さくらんぼ農家さんは7000戸近くもいるんだそう!(R2時点)
旬の時期は、スーパーや産直はもちろん、給食やお弁当にもさくらんぼ。
そんな山形県民の生活から切り離すことができない、
さくらんぼにまつわる
“さくらんぼあるある”をご紹介します。
目次
さくらんぼ狩り ならぬ さくらんぼ収穫アルバイト
さくらんぼの収穫期と言えば、毎年6月上旬から7月中旬頃までの短い期間。
農家さんは、そのたった1~2か月の短い期間に、
1年分の年収を稼ぐと言われるほど、大忙しになります。
そんな、寝る間もないほど忙しい6~7月の収穫期は、
各農園でのさくらんぼの収穫・箱詰めアルバイトの大募集が始まります。
そして町中の主婦の方たちがさくらんぼ農家に結集、大活躍します。
県外から、さくらんぼ狩りではなく、さくらんぼの収穫アルバイトに来る方もいます。
初心者でも、経験豊富な農家さん達が教えてくれるので大丈夫。
5~6月に「おいしい山形で働きませんか」のサイトをチェックすると、様々な農園の求人が出てきますよ。
興味のある方はぜひチャレンジを!
山形の金髪ユーチューバー・はるべちゃんのYoutubeチャンネル「金髪物語」で
さくらんぼの収穫の様子も紹介されています♪
43話 【ぶっとび農園物語】朝5時さくらんぼ収穫!そして箱詰め作業
山形県民はほぼ、さくらんぼソムリエ
さくらんぼは、実はこれだけの種類があって、
果実の硬さや甘み、酸味、出荷時期がそれぞれ違うんです。
佐藤錦(さとうにしき)
紅秀峰(べにしゅうほう)
紅さやか(べにさやか)
紅てまり(べにてまり)
紅きらり(べにきらり)
紅ゆたか(べにゆたか)
南陽(なんよう)
ナポレオン etc…
山形に住んでいると、自然とさくらんぼを食べる機会が増えてきますが、
長く住むと、一口食べて
「かいづあまごいんなは、佐藤錦だな~」(これは甘みがあるから、佐藤錦かな)
と、種類が当てられる能力が身につきます。
その姿はまるで、さくらんぼソムリエ。
山形に移住する方も、徐々にそうなっていくかもしれません。
山形県民の口ぐせは、「さくらんぼなんて、買ったことがない」
6-7月に山形にいると、こんな事が良くあります。
農家の知り合いから…
「売らんねやづ、もってげは~」
(売れない規格のさくらんぼ、よかったら持って行ってね)
会社から…
「お客さんからもらったな、持って帰れ~」
(お客様に頂いたので、持ち帰ってくださいね)
近所の人から…
「少しばりだげど、ける~」
(少しばかりですが、差し上げます)
友達から…
「いっぱいあっから、もらってけろ~」
(たくさんあるから、あげるね)
こんな風に、その短い期間に、どこへ行っても誰と会っても、さくらんぼを頂きます。
そのイメージがこちらです。
食べきれないほど…!
これが、山形県民が「家で食べる分のさくらんぼを買ったことがない」理由です。
さくらんぼを死ぬほど食べてみたい!という方は、
山形に住めば、きっと夢が叶うでしょう。
さくらんぼ 意外な保存方法
毎年食べきれないほどのさくらんぼを貰う、という山形あるあるを紹介しましたが、
「もう、たべきれない~!」となった時におすすめの、さくらんぼの長期保存方法があります。
私のおすすめは、カルピス漬け。冷凍し、夏に水で溶かすと美味しいですよ。
・さくらんぼのカルピス漬け
・さくらんぼのシロップ煮
さくらんぼ愛をファッションで「さくらんぼーし」
2014年、山形県知事がさくらんぼ帽子を被り、Yahooニュースで取り上げられ話題になりました。
(記事)山形県知事、サクランボ頭で訓示
それ以降「さくらんぼーし」は「かわいい」「ふかふかして気持ちいい」と大人気。
既に6000個以上売り上げ、山形県の定番ファッション?になりつつあります。
意外と値段もお手頃なので、ぜひお試しください♪
県庁では顔ハメもできるよ。
山形のさくらんぼ文化を少し、知って頂けたでしょうか。
この他にも、2013年から、年に一度さくらんぼ祭りが開催され、
そこでは、さくらんぼプレゼント、流しさくらんぼ、さくらんぼ種とばし大会、
さくらんぼスイーツ対決、さくらんぼ体操コンテスト、大鍋さくらんぼすくい
…などなど、さくらんぼ愛あふれるイベントが行われていました。
2020年から中止が続いていますが、再開したらぜひ、行ってみたいですね。
さくらんぼ好きな方の移住のご相談、
さくらんぼ農家になりたい方のご相談も、随時受け付けていますので、
興味のある方はぜひ、窓口までご連絡ください?