ラーメン王国山形県!ラーメン移住のすすめ
山形県と言えば?
と言われれば、「さくらんぼ」や「蔵王」などのキーワードはよく出てきますが、
実は、有名なご当地ラーメンを持つ福岡や北海道を抜いて、人口当たりのラーメン店舗数が日本一の「ラーメン王国県」なんです!
更に山形市は、総務省統計のラーメンの外食費用が8年間連続日本一だったラーメン市です。
山形県内は、どこの市町村を歩いても、ラーメン屋がない市町村はありません。
また、地域によって?の太さや、スープの味、具材も特色がそれぞれ違うので、好みの味を求めて各地域のラーメン探索を楽しむこともできます。
目次
行く先々に、ご当地ラーメン
横浜のラーメン博物館には、南陽市の「龍上海からみそラーメン」があり、山形県の代表選手として選ばれていますが、
その他にもご当地ラーメンは、
酒田ラーメン(酒田市)
米沢ラーメン(米沢市)
特産グルメを取り入れたラーメンには、
ゲソ天ラーメン(山形市)
とりもつラーメン(新庄市)
馬肉ラーメン(長井市)などもあります。
酒田ラーメン
とりもつラーメン
お茶会の〆は、なんとラーメン
近所の家でお茶をしていると、
「ラーメン出前すっがらたべでげは~」(ラーメンの出前をとるから良かったら食べていって)
とお客様にラーメンを出すのが山形の文化。
夜の飲み会のみならず、お茶のみの〆にもラーメンを食べます。
都会ではサラリーマンが昼食に食べることが多いラーメンですが、
山形では出前をして家の食卓にラーメンが並ぶことは当たり前。
子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで大好きなグルメです。
そば屋に行っても、ラーメン
山形は蕎麦も有名な地域ではありますが、山形県内の多くのそば屋では、メニューにラーメンが並んでいます。「とり中華」という名前でメニューにのっていることがありますが、その正体は、蕎麦のだしスープに、中華麺が入ったもの。つまり、そば出汁和風ラーメンです。
山形県民は、そば屋に行ってもラーメンを食べるのです。
山形でそば屋に行った際には、ぜひラーメンを食べてみてください。
いつもとは一味違うラーメンが発見できますよ。
暑い夏は、冷やしラーメン
山形は盆地で、夏は日本最高気温を記録したこともある位、厳しい猛暑になります。
その暑い夏もラーメンを食べられるようにと、1952年に山形市内のラーメン店が開発したのが、「冷やしラーメン」。
以来、夏は冷やし中華ではなく、冷やしラーメンが山形の定番です。
冷たい氷が浮かんぶキンキンに冷たいスープに、冷水で締まった麺で、夏の暑い日に体をサッパリ癒してくれます。
夏はぜひ、冷やしラーメンを召し上がってみてください!
南陽市役所には、ラーメン課がある
「赤湯からみそラーメン」で有名な南陽市は、ラーメン店が数多くあり、市民がラーメンをこよなく愛する町の一つです。
その南陽市では、市役所内に「ラーメン課」が誕生。
南陽市内のラーメン店の情報を発信しています。
山形に来る時は、ラーメンマップを参考に、ラーメン歩きをしてみるのもお勧めです。
山形に激震が走ったニュース
「山形市 9年連続 日本一逃す」
2022年2月8日、総務省は全国の県庁所在地と政令指定都市を対象に行った、去年1年間の家計調査の結果を発表しました。この調査では、過去8年間、山形市が日本一を獲得してきたのですが、
今年のその調査結果は、去年1年間でラーメンにかけた外食費用の日本一が、8年連続1位だった山形市を抑え、新潟市が初めて日本一となった、というものでした。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220214/k10013483811000.html
ラーメン日本一の市と自負していた山形市が1位を逃したというニュースは、地元のテレビニュースでも流れ、山形県内には大きな衝撃が走りました。
(現在も令和元年~令和3年の平均額は全国で1位なんですけどね!)
しかし、ここまで深いラーメン愛がある山形。
きっとこれを反動に、更に今後ラーメンの消費量は伸び、首位奪還を目指すだろう…と私は予測しています!
ラーメン好きからの「ラーメン移住」
山形県のラーメン愛を知って頂けたでしょうか?
私は移住のご相談でこれまで2回ほど、
「ラーメンが好きで、山形に移住したい。」
「毎日でもラーメン食べたいんです。」という移住相談者の方とお会いました。
それはまさに「ラーメン移住」?!と言ってもいいかもしれません。
山形に移住してラーメン店を開くもよし、ラーメン研究に没頭するもよし、日常でラーメン文化を楽しむもよし。
山形県民は「どこのラーメンが美味しいか」という話題が大好きなので、山形に来たら、住民の人に「どこのラーメンがお勧めですか?」と話題をふると、良い情報が得られるかもしれません。
ラーメン文化の深い山形県へ、どうぞ一度来てみて下さい♪