縁もゆかりもない土地で、イチから仕事を作った私の方法
2/25(金)、「徳島ファン創出オンライン・ランチタイムセミナー ~縁もゆかりもない土地で、イチから仕事を作った私の方法~」に参加しました。
起業家と市役所職員、3人のゲストが「地方での仕事のつくり方」をテーマに語りました。
目次
「ないならつくる!」子育てをきっかけに地域活性に取り組む
◆藤田梢(ふじた こずえ)氏
地域での子育てに課題を感じ、「きらめきholiday」という親子で楽しむワークショップイベントを開催。その後はカフェ経営、地域活性事業、コワーキングスペースの運営と、活動の場を広げました。
サラッと紹介しましたが、他にもカルチャースクール、キッズチアダンスチーム、民間児童クラブ、子育てママ向けのイベント企画…などなど、活動と共に「肩書が増えていった」という藤田さん。
実際にセミナーで紹介された民間児童クラブは、夏、冬、春の長期休みに子供向けのワークショップを毎日開催するというもの。「子供たちに素敵な大人に会わせる」というコンセプトのもと、地元企業の社長を中心とした講師が招かれました。
そんな藤田さんですが、結婚を機に三好市へ移住した当時は「家族の他に知り合いは全くいない」状態だったそう。
知り合いゼロからどうやって活動の場を広げたのか、藤田さんの実体験が紹介されました。
阿南市との繋がりから生まれた複業人材の活用
◆岩浅壮泰(いわさ そうた)氏
進学を機に高知県へ移り住み、卒業後Uターンされた岩浅さん。
この徳島県ブースでも日頃からお世話になっている方です。
阿南市は山、海、島、利便性が揃う産業都市。
中でも淡島、北の脇、衵(あこめ)、椿などの地理的・地形的にバリエーションに富んだ海岸線は阿南市の地域資源です。
年齢問わず親しみやすいウォータースポーツ・SUPを通して、地域資源である海岸の保全に取り組んでいます。
しかし、ただの保全活動ではありません。
この活動を通して市内外に住む人と阿南市とのつながりをつくるきっかけにもなっているのです。
この活動に参画するメンバー・ESCA(Earth Ship Crew Anan/エスカ)会員が参加する「Earth Ship Tour」が昨年8月に開催されました。
一方で、民間企業と提携し、複業人材をアドバイザーとして活用する取り組みが進められていました。
そして昨年9月、Earth Ship Tour参加者の一人を採用。広報部門において目標値を達成し、任期も延長となりました。
人となりを知っていたことで得られる安心感や信頼。
短い任期であればなおさら追い風になるだろうなと感じました。
「何をするかより、誰とするか」という岩浅さんの言葉が印象的です。
地方と都会、仕事のつくり方の違い
◆酒井大輔(さかい だいすけ)氏
2018年に東京から小松島市に移住してきた酒井さん。
小松島港に寄港するクルーズ船に注目します。
寄港中は船を降り、観光する乗客がたくさんいることから、「乗客が帰ってからも商品を購入できる通販サイトを立ち上げてはどうか」とひらめきます。
地元の事業者に持ち掛けてみたところ、「いいねいいね」と好感触。
いざ立ち上げだ!というところで、乗り気だった地元事業者は「できません」と難色を示します。
一体どうして…?!
そもそも「スキルアップ人材が地方で活躍できないのはなぜ?」と考えていたところ、その理由にたどり着きます。
そこには地方と都会の仕事のつくり方、始め方に大きな違いがありました。
おそらく、地方で働いた経験のある人のほとんどが納得する理由です。
ではそこからどう動くのか?
これまた納得かつ、真似しやすい対応策が紹介されました。
あとがき
どれも人とのつながりから生まれた仕事であり、広げるのも解決していくのもまた、人とのつながりによるものだと改めて感じた内容でした。
「縁もゆかりもなく知り合いのいない土地へ移住をしたい。でも不安…」という方はぜひ窓口へお越しください。
素敵な出会いが待っているかもしれません!
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