投稿日：2022.01.30　最終更新日：2023.02.06

「デザイン業とレストランで商店街を盛り上げる」
四日市市に移住した方を紹介！

「デザイン業とレストランで商店街を盛り上げる」<br>四日市市に移住した方を紹介！ | 地域のトピックス

こんにちは、三重県移住相談アドバイザーです。

三重県への移住を考えている方に三重での暮らしを知ってもらうための全10回のリレー企画「わたしたち三重で暮らしています」を紹介！

第８回は夫の英志さんが飲食店をオープンすることをきっかけに、東京から四日市市に夫婦で移住し、大好きなデザイン業を続けながら、お店のある駅前商店街を盛り上げようと活動している「岡本さん」

記事を読んで、四日市市への移住に興味を持った方「三重県ブース」で移住個別相談が出来ます！
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では、記事をお楽しみください♪
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◆動画はこちら
http://www.pref.mie.lg.jp/MOVIE/l1001500033.htm

岡本さん【四日市市】
三重県最大の人口を誇る、四日市市。
工場夜景が有名な産業都市でありながら、すぐそばに鈴鹿山脈をいただく豊かな自然にも恵まれています。
東京でメーカーのデザイナーをしていた岡本亜希さんは、 2013 年「故郷でレストランを開きたい」という夫とともに、この四日市に移住してきました。

市内の繁華街、諏訪公園通り商店街内に構えたイタリアンレストラン「 wine & kitchen velo 」は、ミシュランのビブ・グルマンを獲得するほどの人気店です。

夫の英志さんは東京をはじめ各地のレストランで修行していましたが、ある日、亜希さんに地元・三重県鈴鹿市の周辺で店を持ちたいと打ち明けます。
それまで移住など全く考えたことのなかった亜希さんは、当初は「ただただ、びっくりだった」と言いますが、それでも思い切って新しい生活に飛び込むことを決意しました。

まずは店舗をふたりで手作りすることからスタート。
亜希さんが大学時代にデザインユニットを組み、洋服から店舗デザインまで手がけていた経験を活かして、「お客さんが落ち着けるよう、使い込んだようなヴィンテージ感」をコンセプトにデザインを設計。
壁の漆喰塗り、床板貼りやカウンターのペイントなどをふたりでこつこつと作り上げました。
なかでも窓から見える風景と入り口前の看板は特にこだわりました。

最初は自分のデザイン業と夫のレストランがなかなか結びつかなかったそうですが、店のロゴやショップカードはじめ、メニュー、チラシ、看板、ホームページと店に関わること全てのデザインを手がけました。

「お店全体が私の作品みたいな感じになりましたね」と亜希さん。レストランはデザイナー・岡本亜希のショールーム的役割も果たすようになり、お店を訪れた人から「うちのカードも作ってくれる？」「今度出すレトルトのハヤシライスのパッケージデザインを」「ギフトペーパーを新しくしたくて」と仕事が広がったのは、予想外のことでした。
東京を離れて、より自分らしく、幅広くビジネスが展開できていることは、大きな驚きだったと言います。

もちろん最初から順調だったわけではありません。
移住した当初は四日市どころか三重県内にひとりも知り合いがおらず、本当に不安だったと言います。
しかし、同じように他県から来て開業した人、同世代でパートナーと飲食店を始めた人など、自分と似た境遇の人たちと知り合い、そこから新たな人間関係を構築できました。

開業当時は商店街には飲食店が３軒のみだったのが、店舗が増え、そのたびに同業者や地元商店街の人とのつきあいが生まれ、ゆっくりじっくりコミュニケーションを深めてきました。
日常の挨拶や日々の助け合いを通じて、商店街全体が賑やかになっていくことを亜希さんは実感し、今や商店街は「同じ職場の先輩、後輩のような」暖かいコミュニティに育っています。

2018 年からは商店街の役員をつとめるなど、商店街の人たちにとって、亜希さんはすでに「キーマン」というほど大事な存在に。
デザインのスキル、女性目線、東京での経験という彼女ならではの武器、さらに、商店街を歩くとほぼ全ての人が顔見知りで、いつのまにか地元の人と深くつながっている抜群のコミュニケーション能力を持つ亜希さんを、多くの人が頼りにしています。