山形県の雪事情~雪道運転のポイント~
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山形県は1世帯当たりの車の所有率は全国3位にはいるほど、車社会が根付いています。
積雪が多くなればなお、通勤や買い物、ちょっとした外出も車に頼らざるを得ないことも多くなります。
免許を取ってから、一度も運転したことがない…
20年間ペーパードライバーだったから、運転が不安です…
関東では運転していたけど、雪道は運転したことがないから不安です…
こんな不安をかかえる方もたくさんいらっしゃいます。
県内の自動車学校では、「ペーパードライバー講習」や「冬のスキッドコース講習」を実施しています。不安がある方は、一度調べてみましょう。
ここでは、冬の運転のポイントをいくつかご紹介します。
<雪道運転時のポイント>
- 運転前は車とエンジンを温める
近年はエンジンオイルやエンジンの性能の向上により、あまり温めなくても良い車もあるようですが、それでも寒い中長時間駐車していた場合や、古めの車を利用している場合は、走行前に少し暖房をつけ、5~6分車を温めてから発進した方がエンジンに負担がかからないようです。
駐車した車に雪が積もっている場合は、エンジンをかけてから、車に乗った雪を払うと、雪の片付けが終わる頃に車がちょうどよく温まります。
- 靴底の雪を落として車に乗る
靴底に雪が張り付いたまま、アクセルやブレーキを踏むと、滑りやすく危険です。また、雪が溶けた時に車内が水浸しになってしまいます。
車に乗る前に、できるだけ靴の雪は払うようにしましょう。
- 制限速度より10?/時遅めでもOK!
雪が積もるとスリップ事故も多くなるので、車はゆっくり走るようになります。
速度表示よりも10?程度遅くても気にせず、安全を最優先にして走りましょう。
- ブレーキは小さくこまめに踏む
雪道では急ブレーキをかけた時にスリップ事故が起こります。
雪道ではスピードを落として走り、赤信号が見えたらブレーキは数回に分けて踏み、ゆっくり減速するようにしましょう。
- 駐車時にサイドブレーキは引かない
寒い日にサイドブレーキをかけると、凍結して動かなくなることがあります。駐車時にはサイドブレーキを引かないようにしましょう。
- 駐車時はワイパーを立てる
ワイパーの上に雪が積もると、凍結してワイパーが動かなくなり、ワイパーゴムが劣化する原因にもなります。駐車する際は、車を離れる前にワイパーを立てましょう。
ワイパーを立てておくと、降雪後のフロントガラスの除雪もスムーズになります。
- 駐車時マフラーが雪でふさがらないようにする
マフラーの穴が雪にふさがれていると、エンジンをかけた際に排気ガスが排出されず、室内に排気ガスが入ることで一酸化炭素中毒になってしまう危険性があります。
駐車時にマフラー周りが雪に埋まっていないか、また発車時にも、もう一度雪がマフラーを塞いでいないかをチェックすることが必要です。
<冬のシーズン車にあるといいアイテム>
- スノーブラシ(必須)
車体に積もった雪を払うために使います。
- 冬用ワイパー(必須)
夏用と違い、凍結しにくいゴムが使われています。また、雪の重量に耐えられる強度があります。
- 手袋&長靴
除雪の際にあると心強いです。
- スコップ
万が一、タイヤが雪道にはまった場合に使います。
車載用の小さめのスコップも販売されています。
- 段ボールorレジャーシート
万が一、タイヤが雪道にはまった時に、タイヤの下に挟み込み車の救助を補助します。
- 雪避けシート
窓に雪がつもり、凍り付くのを防ぎます。
- ブースターケーブル
冬はバッテリーがあがってしまう事が多いので、持っておくと安心です。
バッテリーがあがった際には、ケーブルを繋ぐ救護車を友人や家族などに頼みましょう。
- 水&お菓子
万が一、山道で車がスタックした、豪雪でうまく目的地に到着できない、エンジントラブルなどで立ち往生…など、雪道の運転では様々なトラブルが起こる可能性はあります。
一時的に凌ぐためのお菓子屋お水などがあると万が一の時に心強くなります。
- 温泉グッズ体が冷えやすい冬は、外出先でふと温泉に立ち寄りたくなることも。
全市町村に温泉があり、安いところだと100円~400円程度で日帰り温泉に入れる山形では、車内にタオルだけでも入れておくと便利です。
雪道運転のコツを抑えて、快適な冬のドライブを楽しみましょう♪