清水区由比(ゆい)蒲原(かんばら)移住体験日帰りバスツアー
12月4日(土)富士山がとっても美しく見えるこの日に旧東海道がある由比(ゆい)蒲原(かんばら)のバスツアーに参加しました。
この富士山は蒲原の富士川のサクラエビ干場近くから見たものです。絶景ですよね~。
由比では、ここへ移住しお蕎麦屋「由のや」を開業された岩渕ご夫妻の移住から起業に至るまでの
お話しを聞きました。岩渕さまは、サラリーマンを辞めてお蕎麦屋さんを始められた方です。
今年の12月3日で2周年を迎えられました。由比漁港で新鮮なお魚と近所の畑でとれた地元の野菜を使ったお品が出てきます。由比の人はいい意味で世話好きな方が多いそうです。この古民家も偶然解体されるという情報を知って、それならば…、ということで購入されたそうです。
蒲原では、案内人さんの説明を聞きながら旅籠や昔の建物を見て歩き、五十嵐邸の中を見学しました。電話が引かれた当時は電話室なるものが家の中にあったそうです!
蒲原でも移住をし、脱サラリーマンをし、現在バックパッカー向けの宿泊施設「燕之宿」を開業された大澤さまのお話しを聞きました。知らない土地で友達をつくるのに必要なのは、「好きなものを好きだ。」と言い続けているとそのうち同じものを好きだという仲間が増えてきて友達になれますよ、という話がとても印象的でした。
岩渕さま大澤さまも古民家の改修は、ハーフビルド方式でされています。大切なところは工務店の職人さんに任せて後は自分達で改修されたそうです。最初は自分はそんな作業に向いていないという気持ちが大きかったそうですが、やってみるとのめり込んでしまうそうで、とても楽しく作業をされたようです。古民家は耐震補強なども必要でリノベーションに思いのほかお金がかかることもありハーブビルド方式を取られたそうです。
旧東海道は便利であるが故に開発が進み、昔の状態を現在見る事はほとんど不可能です。しかしこの観光地でもないこの地域にはその色彩が色濃く残っています。観光地でないのに日本の風景をこんなにも感じられる場所ってなかなかないと思います。
こういう地域が静岡市にあるということを誇りに思いました。改めて静岡市という街の多様性、歴史を感じる一日でした。
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