富山市 常西合口(じょうさいごうくち)用水が「世界かんがい施設遺産」に登録されました
常願寺川沿岸の農地を潤し、水道水源や発電、川の氾濫防止などに貢献してきた常西合口用水が、歴史的・技術的・社会的な価値のある農業用施設として、県内で初めて「世界かんがい施設遺産」に登録されました。
常西用水プロムナード(上滝地内)
明治時代に造られた新庄の赤門(常盤台地内)
常西合口用水とは
明治26年に完成した、上滝から新庄まで総延長12kmにおよぶ用水路です。オランダ人技師ヨハネス・デ・レーケの治水計画に基づき、12カ所の農業用水の取水口を1カ所にまとめて取水する、当時としては全国初の「合口化」という手法を用いて掘り進められました。
現在ではプロムナードが整備され、「富山さくらの名所70選」や「疎水百選」に選定されるなど、市民の憩いの場となっています。
お問い合わせ 農村整備課
電話:443-2084