投稿日:2021.01.28 最終更新日:2021.01.28
今「赤べこ」が来てる!
こんにちは。福が満開、福しま暮らし情報センター移住相談員の新妻です!
今回は、「赤べこ」のお話をしたいと思います。
福島県会津地方の郷土玩具である「赤べこ」。
こちらの窓口にも、手のひらサイズから大きいものまで飾られています。
福島では会津地方はもちろん、県内全域で一家に一つ(以上)は当たり前。
(浜通り出身の私の実家にもありました!)
全国的にも知られている民芸品で、ちょこんと指でつつくと頭がふりふりするので思わず触りたくなりますよね。
目を引く赤い色もあってか、小さい子供から高齢の方まで、老若男女に愛されています。
上下に動く頭は「んだんだ」(福島弁で同意や賛同、肯定を意味する「そうそう」と同じように使われます)と言っているようでなんとも癒されます♪
今や入手困難になっている!?
そんな福島県民にとっては当たり前の赤べこが、どうやら今年は爆発的な人気を呼んでいるよう!
『今年が丑年であること』もそうなのですが、他にも大きな理由が。。。
「赤べこ」には子供の魔除けとして用いられてきた歴史があります。
赤い色は魔避けの効果があり、斑点は天然痘を表しているともいわれます。
そもそもなぜ赤い牛かというと、赤べこ発祥地と言われる柳津町(やないづまち)にある円蔵寺が大地震で損壊した際、再建時に突如赤い牛があらわれ大変な活躍をしたという伝説があります。
由来は諸説ありますが、天然痘が流行った時代に子供が赤い牛の人形を持つことで病気から免れたという言い伝えもあるそうです。
『疫病退散』
そんな理由から今のご時世が反映されて、入手困難となっている民芸品屋さんもあるようです。
つくられた時代や民芸品屋さん、作家さんによって、お顔にも個性があります。
お好みの顔を見つけてみるのも楽しいですよ。
なかなか手に入らない時には、こちらからプリントアウトして切り抜き貼り合わせると、手軽に赤べこがつくれますので、お家時間のお供にどうぞ!
(福が満開、福しま暮らし情報センターにも少しだけですが、プリントアウトしたものをご用意しています!)
愛すべき赤べこキャラクター
長らく愛されている赤べこをモチーフにしたデザインやキャラクターは言わずもがな数知れず。
今回はそんな中でも代表的なものをご紹介します!
?ベコ太郎
とても愛らしく、後ろで流れる「んだんだ」のリズムが小気味いい、福島を6秒で紹介する動画『もっと 知って ふくしま!』は必見です!
TOKIOが出演するCMで耳にした方も多いのでは?
県内全59市町村すべてのバージョンがありますのでぜひコンプリートしてみてください。
(総集編バージョンなら5分54秒で見れますよ!)