丑(うし)年の牛の話「牛乳」
「丑(うし)年の牛の話」も、もう5回目になりました。
今までの4回は兵庫県特産の牛肉についてお話しをさせて頂きましたが、
5回目の今日は牛乳のお話しをしたいと思います。
これを読んでくださっている皆様には釈迦に説法だと思いますが、一般に動物を育てる産業は「畜産」といい、その中でも乳を生産する目的のものを「酪農」といいます。
ですので今日は酪農のお話です。
兵庫県での酪農は日本国内では比較的歴史が古く、「共進牧場」(本社:神戸市、牧場:小野市)は創業130年近くを数える老舗で、西日本で最初の牛乳メーカーです。
そして、「淡路島牛乳」は1900年、西日本で初めて( 全国では4番目)ホルスタインを導入しました。(出典:兵庫県酪農農業協同組合HP)
そんな兵庫県には意外に?牛乳メーカーも多く、上記2社のほか、丹波篠山・丹波・朝来・養父各市で生産された原乳を使用して製品を作っている「丹波牛乳」、そして大手の「森永乳業」、「雪印メグミルク」の工場があり、小規模なところもたくさんあります。
そんな牛乳ですが、残念ながら牛乳消費量の減少や様々な酪農環境の変化から兵庫県内でも年々生産量は減少し、現在は牛乳生産量、乳牛の頭数とともに平成20年と比較すると半分を割り込む状況になっています。
そんな状況ではありますが、酪農家の皆さんや乳業メーカーさんはとても頑張って皆さんに美味しい牛乳・そして乳製品を提供しています。最近あまり牛乳飲まなくなったなあ、と思っている方、あらためて牛乳やヨーグルトを見直してみてははいかがですか?
乳製品のご紹介 | 兵庫県酪農農業協同組合 (hyoraku.or.jp)
今回の「丑(うし)年の牛の話」、甘い見通しで始めた連載企画ですが、今回で最終回とさせていただきます。拙い文章にお付き合いいただきましてありがとうございました。
これをきっかけに、兵庫県はもちろん各地のグルメ、畜産、酪農の裏側にあるストーリー、そしてそこにある「今」にもちょっとだけ目を向けて頂ければ幸いです。
そして兵庫県がちょっと気になった方、地域のことや移住情報を知りたい方、
是非、お気軽にこちら「ひょうご移住プラザ」へどうぞ。オンラインでのご相談も歓迎です。