琵琶湖の深呼吸
琵琶湖を眺めていると、自然に呼吸が深くなる
今現在、コロナ禍の状況なので、マスクしているとついつい「呼吸」ということに
意識が薄れている感じがします。呼吸!大事ですよね。
深呼吸するということを忘れてしまいます。
人間にとって深呼吸は、普通の呼吸より多くの酸素を体内に取り込み、ストレスを緩和させているということです。
実は、琵琶湖も人間でいう深呼吸と同じようなことを毎年冬にしています。琵琶湖の深呼吸は、琵琶湖の全層循環とも言われています。毎年冬になると、琵琶湖の表面の水が冷やされて、重くなり、湖底に沈んでいきます。湖底の水は、上昇して対流します。これにより、湖底にも酸素がいきわたり、生物が生きることができるのです。琵琶湖の深呼吸は、湖底に1年分の酸素を供給する役割があるのです。琵琶湖の深呼吸は、非常に重要なものです。定期的に調査を行っています。
滋賀県は、周囲を山々に囲まれた内陸県ですが、日本最大の湖「びわ湖」があります。海なし県ですが、湖があります。
古くは、淡海(おうみ)、鳰海(におのうみ)と呼ばれ、「びわ湖」は、滋賀県人にとって文字通り「海」のような存在でした。今でも、滋賀県民は琵琶湖のことをつい、「うみ」と言ってしまいます。
湖(うみ)から海へ
びわ湖の水は、瀬田川、宇治川、淀川を通じて近畿圏の約1450万人の飲み水として利用され、やがて大阪湾へと流れ込みます。びわ湖の水を守る事は、海を守ることにつながっているのです。
楽しみながら外来魚駆除!ブラックバス&ブルーギル釣り
外来魚は琵琶湖のやっかいものですが、釣り好きの方たちにとっては、外来魚釣りは人気のアクティビティになっています。休日には、琵琶湖のまわりには釣りを楽しむ人をたくさん見かけます。
写真:琵琶湖のしぶき氷
びわ湖岸は冬季でも比較的温暖といわれ積雪も多くありませんが、強い寒気の影響で氷点下となることがあります。そんな日に強風で高波が湖岸に打ちよせると、草木にかかった波しぶきが凍ることで、美しい「しぶき氷」が完成します。気温や風向きなどの気象条件で形や色が変化するともいわれ、その造形は様々です。今年も湖北地方で「しぶき氷」が見られたとのことです。