グッドデザイン・ベスト100に選出!神戸市役所市民ロビー |地域のトピックス|FURUSATO

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グッドデザイン・ベスト100に選出!神戸市役所市民ロビー

グッドデザイン・ベスト100に選出!神戸市役所市民ロビー | 地域のトピックス

このお洒落な空間。実はとある場所を上から見た写真なのですが、どこかわかりますでしょうか?

実はここ、神戸市役所の中にあるロビーなのです。
神戸市役所1号館1階にある市民ロビーは、平成29年度(2017年度)に「デザイン都市・神戸」の取り組みのひとつ「庁舎空間見直しプロジェクト」の一環としてリニューアルされました。
「デザイン都市・神戸」とは

単なる「市役所のロビー」としてだけではなく、「デザイン都市・神戸」の顔としてのリニューアルが求められたこの空間の改修は、公募により株式会社中村竜治建築設計事務所が設計者となり行われました。様々なサイズの楕円形のベンチ兼テーブルは、実は高さが揃えられていて、使う人によってどちらにも変化するそうです。

そして実は、六甲山地や市内の整備で出た木材を中心に使用されていて、種類も様々。木目や色、質感もそれぞれ楽しむことができるだけでなく、樹木名が焼印されていることで温かみも感じられます。市内から眺める六甲山の木が使われているというだけで、とても親しみを感じますよね。
「デザイン都市・神戸」庁舎空間見直しプロジェクト

グッドデザイン賞の中でも特に優れた「ベスト100」を受賞

そして、なんと!この神戸市役所市民ロビーが、2020年度の公益財団法人日本デザイン振興会主催「グッドデザイン賞」を受賞しました。さらにその中でも特に優れている100件に贈られる「グッドデザイン・ベスト100」にも選出。
「グッドデザインアワード」WEBページより
◆「デザイン都市・神戸」WEBページ(下記リンク先より)
https://design.city.kobe.lg.jp/2020/10/city-hall-design-gda/

市役所というと、住民からすれば各種手続きなどの用事があるときだけ行く事務的な場所というイメージもありますが、こんなお洒落な空間があるのでしたら何も無くても行きたくなりますよね。実はこの市民ロビーにはカフェ(スタンド型カフェ「127番地」)も併設されてあり、神戸職員でなくても誰でも入ることができます。小学生以下の子ども連れやマタニティマークの提示で割引もあるようで、ゆっくりとくつろげること間違いなしです。

「使う人の創造性によって多様な風景や場所を生み出す」というデザインのポイント通り、職員も市民も、さらには子どもたちも同じ空間をシェアできるということで、よりその多様性にも深みが感じ取れるはずです。
以前にこちらの記事で少し紹介しています(いちじく/神戸グルメ vol.05)

「グッドデザイン神戸2020」オンライントークセッション開催

実はこのグッドデザイン賞を受賞した「神戸市役所市民ロビーの空間デザイン」についてのトークイベントが2021年1月に開催されます。

神戸では「デザイン都市・神戸」の取り組みとして、「グッドデザイン神戸」というイベントが2018年から開催されています。これは「都市の明日をつくるデザイン」をコンセプトとして、最新の「グッドデザイン賞」に触れて行われるものなのですが、今回はオンライントークセッション「GOOD? DESIGN TALK」でこの市民ロビーがテーマのひとつとなります。ご興味のある方はぜひ下記リンクよりお申込みいただき、ご参加ください(先着順100名・参加費無料)
【GOOD DESIGN TALK】皆でつくるゆるやかなつながり ―神戸市役所市民ロビーの空間デザイン―
2021/1/29(金)19:00~20:15 主催:デザイン・クリエイティブセンター神戸、神戸市

そして、その前日にはもうひとつ。
神戸に本社をおく株式会社アシックスが開発した陸上競技用スプリントシューズ「メタスプリント トーキョー」の、ものづくりとデザインについてのトークセッションも行われます。同じくグッドデザイン賞の受賞作品です。
【GOOD DESIGN TALK】1/1000秒にかける思い ―アシックス 次世代スプリントシューズ「メタスプリント トーキョー」のデザインー
2021/1/28(木)19:00~20:15 主催:デザイン・クリエイティブセンター神戸、神戸市

私もスニーカーはアシックスを愛用していますので、こちらも楽しみです。

神戸への移住をご検討される方の中には、クリエイティブなお仕事をされている方もいらっしゃいます。またお仕事ではなくとも、デザインやアート、文化、建築など様々な分野でのきっかけで神戸を知り、そこから移住先の選択肢の一つとして考えられる方も。
街の中の景観はもちろん、こういったデザインへの取り組みを市内の至るところ・生活の中で感じる事ができるのも神戸の魅力。今回紹介させて頂いた神戸市役所の市民ロビーはじめ、KIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸)などすぐに足を運べる場所で、さまざまなデザインに触れる事ができる環境が神戸にはあります。

神戸といえばーー
山、川、海、農業、漁業、医療、グルメ、夜景、中華街、異人館。まだまだ出てきそうですが、その中に「デザイン」も付け加えて、移住の際には検討してみてはいかがでしょうか。
KIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸)

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