全編天草ロケ映画『のさりの島』ご紹介
天草市にて全編の撮影がされている映画、『のさりの島』。
山本起也監督から直々にご案内をいただくことができましたので、みなさんにもお知らせします!
(『のさりの島』は2020年1月に完成となりましたが、現在コロナウィルスの影響で上映が延期となっています。2021年に熊本県天草市、東京渋谷ユーロスペース他にて全国公開予定ですので、上映日など詳細が決まりましたらまた改めてお知らせさせて頂きます)
【追記】2021/5/29(土)よりユーロスペースほか全国順次公開!
詳細はこちらの公式サイトをご覧下さい
のさりとは?
さて、タイトルにある? ”のさり”? とは何でしょう?
「のさり」とは、天草地方に伝わる古い言葉で、「天からの授かりもの」という意味。
いいこともそうでないことも、今ある自分の全ての境遇は 天からの授かりもの。
否定せずに受け入れるという、天草の優しさの原点でもあるそう。
山本監督はテレビの取材の中で、「コロナ禍の今の状況も、これも一つの天からの授かり物。そこで我々一人ひとりが、どういう風に授かりものに対しておごらず向き合えるか、ということを考えるという意味では、むしろコロナ禍があったことがこの映画をよりもう一歩深く考えるための時間になった」とお話しされています。
天草市で全編の撮影が行われたので、ロケ場所・炊き出し・エキストラなど地元の方々が全面協力されており、劇中に出てくるお店の名前も実在。ご協力くださった地元の方々は600名以上にもなるとのこと。
さらに前売り券は、天草が伝来の地と言われている ”活版印刷” で作られており、細部まで天草へのこだわりが感じられます。
地元の皆さんの協力があっての温かい映画となっているようなので、公開が楽しみですね!
映画鑑賞後は、銀天街アーケードや山西楽器店さんなどのロケ地巡りをゆっくりしてみるのもいいかもしれません。
Yahoo!ニュースでも取り上げられていますので、こちらもご参照ください(2021/5/29(土)閲覧)
あらすじ
群れから離れるように一人「オレオレ詐欺」の旅を続ける若い男(藤原季節)。
都会から遠く離れた熊本の天草で、彼の電話に一人の老女(原知佐子)が出た。
受け子として金を受け取りに来た男を、老女は「孫」と思い込み、そのまま奇妙な同居生活が始まる。
そこでの時間は、これまで彼が経験したことのない自分の人生から抜け落ちていた穏やかな時間だった・・・
<キャスト・スタッフ>
プロデューサー 小山薫堂
脚本・監督 山本起也
出演 藤原季節 原知佐子 杉原亜実
中田茉奈実 宮本伊織 西野光 小倉綾乃 酒井洋輔 kento fukaya
水上竜士 野呂圭介 外波山文明 吉澤健 柄本明