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SDGsスタートアップ育成の国連機関拠点が神戸に開設

SDGsスタートアップ育成の国連機関拠点が神戸に開設 | 地域のトピックス

先日、神戸市内に国連機関のスタートアップ支援・育成拠点「グローバル・イノベーション・センター・ジャパン(GIC Japan)」が開設されました。

これは、世界のインフラ整備援助など途上国支援をする国連プロジェクトサービス機関であるUNOPS(ユノップス・United Nations Office for Project Services)の施設。今回の神戸での開設はアジア初であり、世界でも3拠点目とのこと。この拠点に入居できるのは「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成を目指せるスタートアップ企業であり、有望な企業は国連事業に採用される可能性があるようです。
◆場所は三井住友銀行神戸本部ビル2階「起業プラザひょうご」と併設

日本ではスタートアップ、つまり起業を支援する環境が整っているのはまだまだ東京に集中しています。さらに世界的にみると、日本では起業する事が難しく・少ないと言われており「起業後進国」とも言われています。実際に「ユニコーン企業」(?創業10年以内?評価額が10億ドル以上?未上場?テクノロジー起業)のほとんどはアメリカと中国の企業であり、テクノロジーの分野で日本は世界に完全に後れを取っています。

目線を神戸に戻して― 神戸市ではいま「500 KOBE ACCELERATOR」や「Urban Innovation KOBE」など様々なスタートアップ支援策が行われています。今回のGIC Japanの開設では、社内ベンチャーの育成に取り組んでいるソニー(UNOPSと協業提携)の入居支援もあるようです。
「500 KOBE ACCELERATOR」WEBサイト
「Urban Innovation KOBE」WEBサイト

地方都市への移住を検討される方には、もちろん「悠々自適に過ごしたい」「自然の多いエリアで暮らしたい」といった方が多いですが、「東京ではない土地で起業をしたい」という方もいます。神戸から世界にはばたくベンチャー企業が出現することも、そう遠くないかもしれませんね。

ちなみにですが、今回のUNOPS施設の誘致成功は神戸市の自治体らしからぬスピード感とフットワークの軽さが決め手だったようです。こういう点を見ても、神戸市の「自治体としての面白さ」をとても感じます。特に変化が早く、過去の成功事例が通用しなくなった今の時代、仕事は意思決定の速さとフットワークだなぁと思います。

Forbes JAPANの記事より

 

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