「SHIOKURI」と「OTETSUDAI」でつながりたい【葛尾村】
葛尾村(かつらおむら)は、福島県の太平洋側、浜通りにある村。
浜通りには海のイメージがあるかもしれませんが、阿武隈高地の里山の中でのどかな田園風景が広がっています。
原発事故によって全村避難を余儀なくされ、震災前は約1500人の人が暮らしていました。
平成28年6月に避難指示が解除された後は100人になり、4年経った現在では400人余りと言われています。
「かづろうさんげ」でつながる家族的なコミュニティ
葛力創造舎(かつりょくそうぞうしゃ)は、葛尾村に昔から受け伝えてきた「結」の文化を軸として、コミュニティづくりやプレーヤーの発掘・育成といった地域内に循環する仕組みをつくりあげています。
プロジェクトの一つにあるのが「かづろうさんげ」。
「かづろうさんげ」とは「かつらおさんの家」の意味。葛尾の訛りがそう聞こえるんです。
これまでもツアーやボランティアで繋がった人はたくさんいたのに縁遠くなるのは悲しい。
もっと気軽な家族的な雰囲気で繋がり続けたい。
そんな、“想い”で繋がっていける持続可能な関係性を形にしたのが、今回ご紹介する「SHIOKURI」です。
SHIOKURIとOTETSUDAIの交換
おかあさん達がつくった野菜がたっぷり入った段ボールが一箱、文字通り「仕送り」されます。
たっぷりの野菜を送る理由は、多くの人と分け合って欲しいから。
そのため、シェアハウスやゲストハウス運営の方、企業や団体に優先してお送りします。
その代わりにしていただくのが「OTETSUDAI(お手伝い)」。
SNS等での情報拡散や、都内イベントでの葛尾村PRのための特産物販売、葛尾村での田植えや稲刈り等といったお手伝いです。
拡散する時には、料理が好きとかデザインができるなど、好きな事やできる事を添えてくださると今後さらに深く繋がれそうです。
集まってきた人達の力を集結させてまた新たな何かを創っていくことも理想としています。
SHIOKURIには時々「当たり」のような事も。
“愛情一本”のキャッチコピーで有名な栄養ドリンクが入ったこともあったそうです。
元気でいてね、これからも葛尾と繋がっていてね、というおかあさん達の「愛」があります。
そこには、物を売って買うという関係性やお金のやりとりは必要としていません。
そのため生産物の質を問う方はご遠慮ください。
残り50セット程。
ご希望の場合は葛力創造舎までお問合せください。
*一般社団法人 葛力創造舎:http://katsuryoku-s.com/