日常が尊いと思える生活

「半農半林で暮らしを立てる」資金ゼロからのIターン田舎暮らし入門
新潟県魚沼市にIターンされた「市井 晴也」さんの著書の紹介です。
市井さんは神奈川県出身。1995年に新潟県でも有数の豪雪地帯、魚沼市福山新田集落にご夫婦で移住されました。
現在も農業をしながら、森林組合でもお仕事をされ、現地体験ツアーなども実施されており、移住や関係・交流人口の増加のお手伝いもされています。

農業も林業も未経験からスタートし、ご自分の自宅も手造りし、お子さんを3人育てたという経験。
大変なご苦労も数多くあったと思われます。

だからこそ、その中で感じる日々の生活のきらめきや尊さ。
思い切って飛び込んでみた人にしか到達できない魚沼市の素晴らしい生活。
1月、2月、と季節ごとに変化のある自然と共に過ごす生活。
移住の体験談でもありながら、日本の食や林業、農業、家族の在り方、についても考えさせられました。
単なる思想的な著書ではなく、実際の生活に沿った作業風景や、収入の内訳などもあり
読み応えがあります。

著書の中で、私が印象に残ったのは
『自分が信じる、これで間違いないと納得できる人生』という言葉。
今の自分は胸をはってこのように自分の事を語れるのだろうかと思いました。
皆さんはいかがですか。

市井さんに読後の感想を、お伝えしたところ、このようなお返事が返ってきました。
『（コロナ騒動の中ですが）ここの生活ははっきり言って動じていません(笑)
体験ツアーなどは中止にしていますが、農家はいつも通りに育苗や肥料撒きなどをしています。
日常が尊いです。』

どんな時でも揺らぐことなく、日常が尊いと思える。
みなさんも魚沼市でそんな人生を歩んでみませんか。

◆『半農半林で暮らしを立てる』資金ゼロからのIターン田舎暮らし入門/［著］市井晴也
築地書館　→購入はこちら（Amazonサイト）

◆工房茶助（市井さんのお米が購入できるサイト）
◆市井さんFacebook
◆福山新田山暮らし支援会(市井さんが代表を務める受入れ団体)
◆昨年の体験ツアーの様子
◆結・魚沼（魚沼市移住関係ポータルサイト）