冬のにらさき・ほくと日記 -山梨で一番熱いリノベのまち-
2月1日、出張で山梨県北杜市・韮崎市に行ってきました。
しごと現場を見学できる移住体験ツアーへの参加や、まちなかの注目スポットを移住相談員さんと歩くなど、盛りだくさんの1日+αを過ごしました。
その一部を少しずつ書き留めていきたいと思います。
◆アメリカヤ界隈
韮崎駅のホームからも見えるこの景色。まちを見守る大仏さま・・・と、そのおひざ元に建つキラキラしたこちらのビル。気になりますよね。
韮崎駅前には、二つの顔があって
東側には、図書館や移住相談窓口の入る施設「ニコリ」、スーパーや家電量販店が集まる商業施設「ライフガーデン韮崎」などがありまさに表玄関!という様相。
一方で、このビルがある西側は昔ながらの通りでちょっと静かな感じ。
ここがいま山梨県で一番熱いと言われる場所になっています。
「アメリカヤ」は、かつて土産店や宿泊施設が入りにぎわいを見せていたビル。
2003年に閉店してしばらく寂しい姿になっていました。
地元のこの場所を何とかしたいという思いを持った、建築事務所「イロハクラフト」さんの手によって
2018年にリノベーションされ、地域内外の人が集う場所として蘇りました。
こちらは1階の喫茶レストラン。2階にDIYショップ、3階以上は事務所やギャラリーなどが入るほか
5階はイベントができるフリースペースに。
韮崎の街並みを一望しながらのんびり過ごせます。
私がお邪魔した日には高校生カップル(?)が宿題を広げつつおしゃべりしていました。素敵。
この建物のみならず、通りを挟んだ一角には「アメリカヤ横丁」が2019年にオープン。
レトロな雰囲気を活かしつつ、快適で魅力的なお店が並んでいます。はしごしたくなっちゃいますね。
アメリカヤの近くにはこういったリノベーションの動きがどんどん生まれています。
◆ゲストハウス「chAho」
2019年12月。アメリカヤの並びにゲストハウスがオープンしました。
もとお茶屋さんだったので、チャホ。
甲府市のゲストハウス「バッカス」も手掛けるオーナーさんこだわりの宿です。
壁に描かれた韮崎周辺の山々、並べられたアウトドアギア、ロビースペースで静かに燃えるペレットストーブ。
スタイリッシュながらあたたかい雰囲気のなか過ごすことができ、
特にアウトドア好きの方はワクワクすること間違いなしです。
客室(ドミトリー)は山小屋風のシックで温かい感じ。
ベッドの下に大きな荷物を置けたり、鍵付きの小物入れスペースがあったり、細やかな配慮がうれしいです。
キッチンには自由に使える調理器具や食器。
シャワールームは、バスタブはないけれど清潔感ばっちりです。
ちなみに私はBooking.comから予約したところ、チェックインや支払いはすべて宿に設置のタブレットで完結。
とても効率的でストレスフリーでした。
◆朝ごはんはどうする?
chahoからコンビニまでは歩いて10分ほどかかります。
「朝ごはんはどこかで買えませんか?」と聞いたら、
同じ通りにおにぎり屋さん「ほさか」があるとのこと。
翌日、ほんのりあたたかいおいしいおにぎりをいただくことができました!
さわやかな青空と陽光、遠くに輝く山の雪がまぶしい。
すがすがしい冬の一日のはじまりです。
◇まちを楽しむ一日の過ごし方を妄想。
chaho・アメリカヤのある通りには、ほかにもこんなお店が。
・リユースのアウトドア用品店
・移住したご夫婦が切り盛りするカフェ「PEI COFFEE」(2020年4月OPEN)
いずれも空き店舗をリノベーションしてOPENされました。
お昼はアメリカヤビル1階のレストラン「ボンシイク」で。
先述のにらさき移住相談窓口でお話したり、マルス穂坂ワイナリーでワインを学んだり、
夜はアメリカヤ横丁をふらっと飲み歩いて、締めラーメン!
・・・
移り住むことを考えるなら、まちで過ごしてみることは何より大事。
こんな人がいて、こんな景色があって、こういう文化が根付いていて。
そんなまちの顔を知るヒントになりそうなことが1泊2日の旅の中にたくさんありました。
みなさんもぜひお気に入りのまちを探しに出かけてみてください。