先輩移住者の言葉に聞き入る 「地方は自分の影響度大きい」 香川県UIJターン就職・転職セミナー報告 |地域のトピックス|FURUSATO

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先輩移住者の言葉に聞き入る 「地方は自分の影響度大きい」 香川県UIJターン就職・転職セミナー報告

先輩移住者の言葉に聞き入る 「地方は自分の影響度大きい」 香川県UIJターン就職・転職セミナー報告 | 地域のトピックス

「香川県のセミナーってどのような感じで開催されているんだろう?」
「行ってみたい気もするけど、なかなか一歩踏み出せないなぁ」
そのようにお考えの皆さまも多いのではないでしょうか。

この度、香川県ファンである地域ジャーナリストの浜谷栄彦さんに、ボランティアでセミナーレポートの記事作成にご協力いただけることになりました。皆様にセミナー内容を知っていただき、移住に向けての一歩を踏み出す手助けができることを願って、今後、香川県のセミナーは出来るかぎりセミナーレポートとして皆様にご報告します。

このレポートをご覧いただき、香川県に興味を持っていただければ幸いです。

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先輩移住者の言葉に聞き入る
「地方は自分の影響度大きい」
香川県UIJターン就職・転職セミナー報告

香川県は12月3日、東京・有楽町のふるさと回帰支援センターで、今年3回目となる「香川県UIJターン就職・転職セミナー」を開き、男女16人が参加した。県の委託を受けた転職支援会社「リージェント」(高松市)は、東京など大都市から香川県の企業に転職した4人のインタビュー映像を見せながら、実際の活動を始める前に知っておくべき事柄を説明した。東京から故郷の高松市の企業に移った30代男性が「自分が仕事を通じて地域に与える影響度は都会より地方のほうが大きい」と明るく話すのを見て、参加者は深くうなずいていた。

リージェントは、「きっかけ」「動きだし」「活動」「内定」「決定」「入社後・暮らし」の6つの局面に分けて香川県への転職を実現した4人の声を詳しく紹介した。東京のシステム開発会社に勤めていた高松市出身の男性は「40歳を過ぎての転職に不安を感じた」と率直に語り、福島県出身の50代男性は「8社の人事部あてに手紙を書いたが、なかなか決まらなかった。すべてを満たす企業はなく、何を引き算するかが大事」と話した。東京の大企業で働いていた30代男性は「給与がどのぐらい下がるか、自分に適しフィールドが見つかるか心配だった」と振り返った。

4人は現在の心境を「自宅の近くに果樹園をつくった」「家族と過ごす時間が増えた」「今は会社まで徒歩15分。通勤電車のストレスが消えた」「自分次第で地域や社会が変わっていくのが分かる」などと話しており、香川県を新たな生活の場に選んだことを前向きにとらえていた。

リージェントの加地盛泰代表取締役は、UIJターンは目的ではなく手段であることを強調し、「転職によってかなえたいことをしっかり言葉に残しておきましょう」と助言した。加地氏は愛媛県四国中央市出身。東京の大学を卒業後、リクルートを経て2012年にリージェントを設立した。自身の経験に基づき「都会の大きな市場を相手にするよりも、地方のほうが自分の影響度が大きいのは実感として分かります」と語りかけた。


?リージェント 加地盛泰 代表取締役

加地氏は、香川県の有効求人倍率がことし8月時点で全国4位の高水準にあることや、社名は知られていないが、国内・世界シェア(市場占有率)1位を誇るなど香川県には特定分野に強いメーカーが複数あることも紹介。一方で、自社が仲介した香川県へのUIJターン実践者の給与が平均で2割下がった現実を踏まえて「給与へのこだわりが強すぎると失敗することもあります」と注意を促した。

セミナーの参加者16人の出身地は香川県11人、関東圏2人、それ以外が3人。年齢は20代3人、30代9人、40代2人、50代2人だった。香川県出身の30代女性はセミナー終了後に「実際に移住した方の生の声が聞けて良かった」と話していた。

地域ジャーナリスト 浜谷栄彦

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成功例と失敗例がわかりやすく解説されるこのセミナー、加地氏の「都会の大きな市場を相手にするよりも、地方のほうが自分の影響度が大きいのは実感として分かります」は印象的な言葉ですよね。
このセミナー、次回は2月4日(日)の16時から、再び開催します。
興味のある方は、ぜひご参加くださいませ、ご応募につきましてはこちらからお願いします。