内子町炭焼き職人奨励制度
愛媛県内子町で、炭焼きに携わる人材の奨励制度が始まります。
内子町で製造される炭は「茶道炭」と呼ばれ、茶道で茶釜を温めるために用いられます。くぬぎの木を使い、割れ目が放射状に並ぶ断面から「菊炭」とも呼ばれるそうです。見た目にも美しい炭を作るには、熟練した技術と長年の経験で培われた勘が必要。
内子町では、4月から「茶の湯炭製造研修者」向けの奨励金制度を創設し、後継者の育成に乗り出します。
研修生は、町内の炭焼き職人である大木一さんと武藤浩次さんの炭焼き場で研修を受け、研修期間中は奨励金として、月12万円、最大3年間が町から支払われます。
研修後は、独立し町内で茶の湯炭の製造に携わっていただきます。
▲内子町で製造される茶の湯炭 美しい断面から「菊炭」とも呼ばれる
▲研修先となる武藤浩次さんの炭焼き作業の様子