先輩移住者インタビュー:沖縄に住みたい!子どものころからの夢を叶えるため、移住ツアー・ワーキングホリデーを経てやんばるへ 西野ひかるさん【前編】
石川県出身の西野さんは、子どもの頃の沖縄旅行で沖縄の魅力にひきこまれ、そこから移住を夢見るようになります。移住体験ツアーやワーキングホリデーを通じて、沖縄生活を疑似体験したのち、どのようにして今の東村での生活にたどり着いたのでしょうか。そして夢見た沖縄暮らしの現実は、いったいどのようなものだったのでしょうか。西野さんに移住までの経緯を振り返っていただきつつ、今の暮らしについても率直にお話しいただきました。
先輩移住者プロフィール
名前:西野 ひかる(にしの ひかる)さん
職業:東村役場 臨時職員
出身地:石川県
移住年:2019年
移住地:東村
家族構成:夫、娘(1歳半)
年々増していく沖縄への憧れ。最初の出会いから、思いを抱き続けた20代
生まれも育ちも石川県で、小さい頃から夏が大好きだったんですが、内地の夏は短くて、ずっと夏が続けばいいのにとすら思っているような子どもでした。
小学4年生の時、初めて家族旅行で沖縄に来たのですが、日本海とは全く違う海の青さやヤシの木が生えている風景、夏がずっと続いているような気候…沖縄のすべてに魅了され、もうその頃から、沖縄移住を夢見ていたように思います。最初の旅行からは3年に1回ほどのペースで、家族旅行で沖縄に行ってましたが、そのたびに沖縄が好きになっていって、旅行から帰ってきても、車で沖縄民謡のCDをかけては、三線の音色で沖縄を思い出し、泣いていたりしました。もはや好きを通り越して、恋だったんじゃないかな(笑)
高校卒業までは地元石川にいて、沖縄の大学への進学も考えたのですがその時は一歩踏み出せず、京都の大学に進学しました。就職活動でも沖縄の企業も受けたのですが、さすがに「沖縄が好き」というだけでは受かりませんでした(笑)
大学生の頃も沖縄にはよく行っていましたが、本格的にはまったのは大学の卒業旅行ですね。一人で宮古島に1か月滞在したんです。最初は1週間のつもりだったんですが、どんどん延長し、結果的に1か月。海も好きでしたけど、自分が住んでいた世界と全く違う、という感覚が面白くて。雪国育ちだったこともあって、暖かい環境への憧れもあったんでしょうね。1年中、半そでとビーサンで暮らしたい、という願いというか(笑)
元々旅行自体が好きだったので、大学卒業後は京都で旅行会社に就職して、カウンターで受付の業務を行っていました。 社会人になってからは、卒業旅行で慣れたこともあり一人旅にはまって、沖縄以外のところも見てみようと色々な島を巡り、小笠原や瀬戸内海の島にも行ったんですが、結局自分にとっては沖縄が最高の場所だ、ということを再認識させられました。
沖縄移住に向けての準備。移住ツアーやワーキングホリデーを知ったことで見えてきた、移住までのステップ
6年間旅行会社で働き、自分の中で一区切りついたので退職しました。退職後、すぐに沖縄へ移住しようとも思ったのですが、実家の事情もあって1年間石川に戻っていたんです。年齢も30歳目前になり、人生の中で大きな決断をするにはそろそろ、という感覚が自分の中で大きくなった時、昔からの夢だった「沖縄移住」をしないことは後悔すると思い、行動を始めました。
ただネットで色々と調べてみたら、沖縄移住に対してネガティブな情報も多く出てきて、自分も少し不安に思いましたし、何より親や友達から強い反対にあってしまい、ちょっと諦めかけたところもありました。
そこで助かったのが、沖縄県が実施していたプログラムでした。ネットを通じて、移住体験ツアーやワーキングホリデーがあることを知り、こういった機会をうまく使って自分なりに答えを出していけばいいんだ!と、安心することができたかな。
まず2019年に宮古島での移住体験ツアーに行ってみて、沖縄移住に対してネガティブな感情が生まれなかったので、今度はもっと長期間滞在してみよう!と思い、1か月のワーキングホリデー(ワーホリ)に参加することに決めました。1か月限定なら親も安心しますし、少しずつステップを踏む感じで進めていったのはとても良かったです。
内容は大宜味村にある道の駅でのオープニングスタッフで、実はワーホリで初めてやんばるに来たくらい、当初は移住候補先とまでは考えていなかったのですが、想像をはるかに超えて楽しい期間でした!
ふるさとワーキングホリデーで中長期滞在中に様々な自然体験をされたとのこと。
後編を読む|遂に移住を決意!沖縄で知り合ったパートナーと暮らす中で気づいたやんばるの良さ
沖縄県公式移住応援サイト おきなわ島ぐらし
おきなわ島ぐらし|東村移住情報