琵琶湖に浮かぶ島~移住者交流会in沖島~
滋賀県「沖島」とは?
近江八幡市から琵琶湖に浮かぶ「沖島」は、琵琶湖最大の島。そして日本で唯一淡水湖にある有人島です。世界にも4つしかないらしいのでかなりレアです!周囲約7km、人口約240人の小さな島。ちょっと違う世界を感じる不思議な空間…。そんな「沖島」は2015年には日本遺産にも認定されました。
沖島で移住交流会を開催!
その沖島で、2023年3月5日に移住交流会が開催されました。当日は大人9名、お子様4名が参加。
近江八幡市の堀切港から通船で、約10分乗ると沖島港に到着します。お天気もよく、ひろびろと広がる青空の下、子供たちの笑顔もこぼれます。
まずはゲストである地域おこし協力隊の川瀬さんが展示している会場に集合しました。近江八幡市の企画課の今井さんによる沖島の離島に関する町づくりの紹介後、川瀬さんと安村さんからお話をうかがいました。
ゲスト:川瀬さん(地域おこし協力隊)
川瀬さんは、沖島の町づくり組織と連携したイベントの企画や活動支援、琵琶湖漁業の広報活動を行ってきた方です。料理と写真の特技を生かし、自分なりのスタイルで多様な発信方法を企画していらっしゃいます。任務終了後も沖島で働き続ける予定だそうです。沖島に対するとても熱い思いを感じました!
ゲスト:安村さん(京都芸術大学空間演出デザイン学科)
江戸中期、長浜では養蚕が盛んでした。そのため、琵琶湖ではシルクの漁網が使用されており、使い古した網を糸にして織り込む網織紬(あみおりつむぎ)が生まれました。
現代ではほとんどの漁網がコストの低い化学繊維のものが主流で、簡単に捨てられない素材です。そのため、島のいたるところに漁具が放置され問題になっています。その問題を解決するため、安村さんは、現代の漁網で網織紬の手法を使い、卒業作品の一環としてバッグを制作されました。沖島に何度も足を運び、素材を集め織り方を勉強し、漁網を糸に直してから織り込むという大変な作業を経て完成した作品はとても素朴で色鮮やかでした。
川瀬さんの案内で島の街歩き!
沖島港屋さん
屋根に乗った赤い鯉に感動!
沖島小学校
沖島太鼓、遠泳会、鮒ずし作り体験などの沖島小学校ならではの活動があります。市内からの通学も積極的に受け入れています。沖島水道を通る学習船「うみのこ」に、歓迎の意味を込めて旗を振るのも大切な行事のひとつです。
おきしま展望台
旧小学校跡地に近江八幡方面を見渡す展望台ができました。のり面には、旧小学校で使用されていた沖島産の石を再利用しています。
千円畑
昔、一区画千円で買った3m四方の畑がまるでパッチワークのように広がっています。春になるとカラフルな色合いになります。
飛び出し坊や~沖島編~
交通安全啓発看板「飛び出し坊や」。滋賀県東近江市が発祥と言われています。
参加された皆さんの感想
- お話しする時間が多めで意見交換ができてよかったです。
- 移住された方々の満足度がとても高いことがわかりました。移住したばかりですが、これからの生活が楽しみになりました。
- 訪ねただけでは分からない色々なことを聞けて、とても参考になりました。
など、満足度の高いコメントをいただくことができました。企画したスタッフ一同とっても嬉しく思います!
参加してくださった皆様、誠にありがとうございました。来年度の交流会もご期待ください。